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北京五輪も終盤を迎えました。
かつてのメダリストであっても、必ずしも好成績を収められるとは限りません。
昇る日もあれば沈む日もあり、4年に一度という時間軸では「世代交代」という事を大きく意識させられます。
本日のご紹介は、当該会社の世代交代の旗手として、名車だった先代の名跡を引き継いだこちらの車両のBトレインショーティーでございます。京浜急行電鉄 1000形(2代) です。
現代の京急を代表する車両と言えます。
2002年に登場し、足掛け20年間現在でもマイナーチェンジを繰り返しながら増備が進められています。
現在の京急は車種が1000形以外では、600形、2100形、1500形の4種に絞られています。
実際に乗車すると、都営浅草線車両や京成車両も路線内で見かけるのであまり気にしていなかったのですが、運用車種4種は少ないなぁ、と感じます。
関西大手私鉄においては、路線距離の短い阪神ですら7種(5500系と5550系を分ければ8種)運用されていることから、ことさら少ない印象です。
車種が絞れるということは、古い車両を運用する必要がなく、性能がある程度統一でき、運用での制約が少なくなるメリットがあります。
が、一方では新車投入を続けられる財力が必要なので、京急は他社と比べると、空港アクセスを抱えている分、もうかっているのかな、と。
京急で車両に1000番の形式番号が与えられたのは2度目になります。
先代の1000形(初代)は、一時は350両を超える所帯を誇り、昭和の京急を代表する車両と勝手に思っております。
1000形(2代)はその先代1000形や700形を置きかえるべく2002年に登場しました。
デザインは先に登場していた600形(3代)や2100形の外観を踏襲しています。
この1000形は現在でも増備が続いており、最新の車両は20次増備車!
増備ごとに設計変更が盛り込まれ、大きなくくりでは1000形でも、細かな違いがあります。
6次以降の増備車ではボディーをアルミ製からステンレス製に変更されており、かたくなに塗装車体にこだわってきた京急で、はじめてステンレス地がそのまま出た車両もあるそうです。
このBトレは初期車?でしょうか。赤い塗装と窓周りの白い帯、「ザ・京急」な色合いです。dododotoh.hatenablog.com
都営地下鉄浅草線を介して京成線・北総線への乗り入れも可能となっております。
10次車以降は京成成田スカイアクセス線への乗り入れも可能で、成田と羽田をまたにかけ、鉄路を駆け巡っています。
この1000形(2代)も20年増備が続き、800形や2000形をも置き換え、京急の最大派閥を形成しています。
初期車と最新増備車では仕様が大きく異なるものの、1000形(初代)の製造数に匹敵する348両の大所帯となりました。
京急1000形(2代)は、まさに平成・令和の京急の顔と呼べる歴史に残る車両となることは間違いないと思います。
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