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今日から3連休という方も多いかと思います。
かくいう私は年明け早々火の車でどえらい目に合っております。
Bトレ撮影の予定も吹っ飛び、画像のストックが枯渇の危機に…。
そうならないように頑張るつもりですが、もしかしたら休載や代替記事でのお茶濁しをするかもですが、その際はどうぞお許しください。
本日のご紹介は、かつてのお正月の成田山新勝寺への初詣輸送に大活躍した、こちらの車両のBトレインショーティーでございます。京成電鉄 3300形 です。いわゆる京成の「赤電」として登場した最後の形式になります。
1960年12月、開業したばかりの都営地下鉄浅草線と相互直通運転が開始されます。地下鉄浅草線への乗り入れ対応車両には、アイボリーとファイアオレンジの塗装が適用されました。この塗装を施された車両が「赤電」で、3300系のご先祖である3050形から適用されました。「赤電」以前の車両は「青電」と呼ばれダークグリーンとライトグリーンのツートン塗色を纏っておりました。赤電はその後経費削減のためファイアオレンジ一色に姿を変えました。登場時のお顔はこんな感じで、色味も含めて阪神の「赤胴車」みたいな感じでした。時代が平成に入るころに、3300形に大規模な車体更新工事が施されるようになりました。前照灯と尾灯をワンセットにして顔面の中央部に配置し、扉部にも方向幕が設置されています。その後、3500形等のステンレス車両が投入され、平成に入って3700形が投入される頃に、一般車の塗装変更がなされました。1993年以降に検査を行った車両から順次適用された塗装を纏った姿が、このBトレの姿となります。都営地下鉄及び京急線の乗り入れに対応していましたが、乗り入れの運用は後から登場した3700形等が主に運用に就くようになりました。
平成中期に差し掛かるころにはそこそこの車齢になっていた3300形ですが、まだ運用が続きました。2010年には京成電鉄が成田スカイアクセス線を開業させます。車両を増備しなければならない京成電鉄は、3000形(2代)の7次車の増備で対応し、3300形の置き換えには至りませんでした。こうして、激しく外見と塗装を変更しながらも新陳代謝の激しい関東私鉄の車両としてはかなりの長寿を保ちました。2015年2月に引退記念として、かつての臨時特急「成田山」号として復刻運転を行い、引退の花道を飾りました。かつての京成通勤型のスタンダードだった赤電の流れをくむ3300形。長きにわたって京成の沿線を彩ったその足跡に、Bトレを通じて触れてみたいと思います。
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