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かれこれ二か月弱続く緊急事態にそろそろ倦みが出てきました。
どこかへ逃避行をしたい、と思うと決まってこの青い車体を思い浮かべます。
本日ご紹介したいBトレインショーティーは、辛い日常から私を連れ去ってくれそうなこちらの車両でございます。
国鉄 24系25形客車 金帯 です。
セットものではなく、ばらばらで入手したため、金帯でもいろんなものが入り混じっております。
当方に所属するBトレのラインナップを見ていきます。
カニ24形 500番台 電源車。JRマーク でか過ぎです..
北斗星用に耐寒耐雪用の改造を行ったもの。0番台を種車としたため非貫通で3面折妻が特徴的です。
カニ24形 100番台 電源車。貫通型・切妻のスタイルとなっています。
オハネ25形 2段式B寝台車です。
オロネ25形 700番台。寝台特急「あさかぜ1・4号」用にグレードアップ改造されました。個室内の天井・壁にクロスおよび化粧シート貼付やオーディオ装置などの設置が行われています。
オシ24形 700番台 食堂車です。
オハネフ25形 200番台。半折妻型の緩急車です。
オハネ25形 550番台。北斗星用の一人用B個室寝台車「ソロ」です。
スハネ25形 500番台。北斗星用のミニロビー付き一人用B個室寝台車「ソロ」です。
オハネ24形 550番台。あけぼの用の一人用B個室寝台車「ソロ」です。
ばらっばらで恐縮ですが、どうせ編成全体を写真に写り込ませるのは難しいのでフル編成のコンプにこだわっていなかった結果、フル編成を再現するために放出された余り車両を拾っていってこんな形になってしまいました。
国鉄が製造した寝台客車の内、いわゆる「ブルートレイン」と呼ばれるものは3種類に大別されます。
登場順に行けば、20系 ⇒ 14系 ⇒ 24系 となります。
走るホテルと称された20系客車、「富士」+「はやぶさ」、「いなば」+「紀伊」、「さくら」の肥前山口での分割運用等、多層階建ての列車に適用するため、電源車を排し、床下にディーゼル発電機を搭載した分散電源方式をとった14系に続いて登場したのが24系となります。
1972年に起きた北陸トンネルの火災事故を受け、床下に火元となりうるディーゼルエンジンを搭載した分散電源方式は見直され、再び集中電源方式へと回帰します。
そうして登場したのが24系客車で、14系の車内設備を踏襲しつつ、カニ24という客車空調や照明用の発電機を積んだ電源車が復活しています。
その改良版が24系25形と呼ばれるグループで、1974年より投入されました。
この当時は新幹線の博多延伸が迫る時期で、新幹線、及び空路網の整備により、寝台特急の需要が落ち込むことを見越し、24系の3段B寝台を排し、2段寝台化し居住性を向上させることを目的として製造されました。
この金帯は「あさかぜ1・4号」用に内装設備等をグレードアップ改造した際に帯の色が銀から金へ改められたとの事です。
その時に屋根下にもラインが一本追加になったそうです。
「あさかぜ」「富士」「はやぶさ」をはじめ、関西発着では「あかつき」「彗星」「日本海」等名だたる寝台列車の運用を担いました。
24系25形はブルートレインとしては最後に製造されたため、最晩年まで運用を持っておりました。
トワイライトエクスプレスは専用色を纏っていましたので、ブルーの車体が最後まで見られたのは、「北斗星」「はまなす」「あけぼの」と言ったところでしょうか。
金帯を纏った姿は、プレミアム感を醸していて良い感じです。
現代の豪華クルーズ列車も良いですが、寝台特急といえばやはりブルートレイン。
今はもう見られないその佇まいと雰囲気をBトレから感じてみたいと思います。
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