改めまして新年あけましておめでとうございます。
昨年はこのような駄ブログにお付き合いください、感謝を申し上げます。
先週はご挨拶のみと致しましたので、新年最初のご紹介はこちらの車両のBトレインショーティーでございます。東京メトロ 07系 東西線 です。
以前にご紹介した、千代田線 06系の兄弟車両になります。
東京メトロ東西線は、読んで字のごとく東京都心部を東西に貫く路線となっています。
中野駅から西船橋駅を結び、西はJR東日本の三鷹駅、東は同じくJR東日本の津田沼駅・東葉高速鉄道の東葉勝田台駅まで直通運行しています。
南砂町駅を過ぎると荒川を超えるために地上に現れ、西船橋駅までの間は地上区間となっています。
地下鉄には珍しく、快速列車の設定があり、この地上区間において通過駅や退避の設定がなされています。
東西線車両は、引退した5000系をはじめ、05系、05N系、15000系等、5にまつわる数字が冠されていました。
え? 07系? なんで?
数字の7を持つ車両は主に有楽町線・半蔵門線の車両につけられていました。
出自を辿っていくと、この07系は、当初有楽町線に投入された車両でした。
1993年に登場し、輸送力増強と運用区間延伸のための増発用として延べ6編成60両が製造されました。
それまでの7000系等と比べると、前面の「くの字」形状は継承しているものの、全体的に丸みを帯びたデザインとなっています。
前面には大きなパノラミックウインドウを用い、連結器回りの大きなスカートがデザインに一体感をもたせています。
当初は有楽町線用車両として、ゴールドと白色・紺色の帯を巻いておりました。
しかし、副都心線が開業すると、小竹向原-渋谷間にホームドアが設置されることになりました。
当時有楽町線で運用されていた7000系と07系ではドア位置が異なるため、副都心線と一体運用される有楽町線にも新たに10000系が投入されることになり、07系の有楽町線からの撤退が決まりました。
転属先に東西線が選ばれて、こうして東西線07系の誕生と相成ったそうです。
東西線と有楽町線は線路がつながっていないため、綾瀬から常磐線-武蔵野線-中央線と、JRの甲種輸送により中野駅へ回送されたそうです。
現在でも全10編成が現役で活躍中です。
関西からでも比較的乗る機会が得やすそうな東京メトロ07系。
シャンシャンの中国返還までに、一度東京を訪れて乗車してみたい車両です。
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