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本日から連休、という方も多いかと思いますが、そうでもない、という方も意外と多いのでは?と思っております。
平成最後の時が近づきましたが、普段なら何も感じなくても、こうやって時間を区切られるとこの30年ってどういうものだったのだろう、とかつい考えてしまいます。
過去の思い出や出来事を振り返るとき、それはいつ?だとか。何歳の時?というのにこだわるのは日本人の特徴だと、ラジオでどなたかが仰っていたの聞いたことがあります。
外国の方はその思い出や出来事が「いつ」だったかについてはあんまりこだわらないとか。
本当でしょうか。個人差があると思うのですが…。
まあ、お国柄、というやつも多少はあるのかもしれません。
「いつ?」にこだわっていうならば、本日ご紹介するBトレインショーティーは、昭和40年頃から、平成22年までをを駆け抜けたこちらの車両です。
国鉄の普通列車用気動車の名機、キハ20系列に属する車両で、このキハ52形は、勾配区間の運用を想定し、エンジンを2基搭載した機体となります。
全国に兄弟車両の居たキハ20系一家の車両群はJR化後まもなく淘汰されていきましたが、このキハ52形はそのパワーと両運転台の使い勝手の良さで、各線区で長く用いられました。
現役で最も長く運用されたのが、JR西日本の大糸線で、2010年3月まで定期運用がなされていました。
大糸線には3両のキハ52が残り、それぞれに復刻塗装がなされました。
そのうちキハ52―125号機が纏ったのが、この旧鉄道省の標準色です。
いわゆる「横須賀色」とほぼ同じ色合いです(関西人的には阪神電鉄の「青胴車」と似ている、と言いたくなるところです)。
驚くべきことにこの125号機は、いすみ鉄道に譲渡され、現在でも現役、との事。
色合いは変わっているようですが、この機体がいまでも走れる状態にあるというのはまさに歴史遺産と言えるでしょう。
普通車の保存車は数多くないので、このような当たり前の日常を支えた機体が大事にされているのは、なんだかうれしくなりますね。
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