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週末にまたまた台風が接近との事。
9/8には米原―木ノ本間でSL北びわこ号の運転が予定されていますが、大丈夫でしょうか。
今年も多すぎる台風に辟易しますが、外出など予定されている皆様におかれましてはどうぞご注意くださいませ。
本日は、台風籠りの準備をしながらこちらのBトレインショーティーをご紹介いたします。
新形直流電気機関車の先駆け、ED60、ED61の設計思想を受け継ぎ、動輪が4軸だった両形式を動輪6軸化して、貨物専用機関車として1960年に開発された車両です。
これにより、マンモス機関車と呼ばれたEH10と遜色のないパワーを持ちながら、小型化・軽量化を図りました。
登場時はこのBトレのようなぶどう色を纏っていたそうです。
優れた牽引力で、それまでの貨物の主力だったEF15等の旧式の機関車を置き換えていきました。
しかしながら、牽引力は大きいものの、高速性能に難があり、特に高速化した電車との共存、及び貨物列車そのものの高速化が求められる幹線での運用には難がありました。
その5年後にその欠点を補ったEF65形が登場し、EF60形が今度は追われるように旧型機を置き換えつつ各地の直流電化区間へと転線していきました。
EF60形はJR化を迎える前に定期運用を終了し、そのほとんどは登場から30年足らずでJR化を迎えることなく国鉄と運命を共にしました。
現在では唯一JR東日本所属の19号機が現存していますが、今年7月に高崎から秋田へ配給輸送され、このまま廃車のうわさを耳にします。
日本の貨物輸送史に華々しく現れ、そして消えていったEF60。
19号機の動向を気にしつつ、Bトレでその栄枯盛衰を今一度振り返ることとしたいと思います。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑