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昨年のことになりますが、東日本大震災で不通となっていた常磐線の浪江ー富岡間で復旧に向けた試運転が開始されました。
9年もの歳月を要したところに原発事故の被害の深刻さを伺わせますが、とりあえず鉄道の全通はめでたいことだと思います。
復旧後は東京都区内から仙台までを全通する特急列車も運転が再開されるそうです。
常磐線の運転再開が被災地の復興の礎となることを願いつつ、本日ご紹介したいBトレインショーティーはかつて常磐特急として名を馳せたこちらの車両でございます。
JR東日本 E653系 緑編成 です。
常磐線を走る特急「ひたち」に、それまで走っていた485系の置き換えを目的として1997年に当入された車両です。
JR東日本車両で、しかも静岡、長野方面の西方向きでなく、北関東、東北方面の北向きの車両は非常に縁が薄いです。
本来は収集の対象にならなかった車両ですが、4両200円というとんでもない価格だったので導入してみました。
(購入してみると、パンタ車無し、台車レリーフ・クーラー欠損等、満身創痍の車両でした…。中古品は状態の良いものを見つけるのはなかなか難しいです。)
先に投入された651系をさらに進化させたような印象の車両です。
つるんとした前面デザインでインパクトがありますが、正面デザイン以外は意外とシンプルに見えます。
このE653系は、長らく停車駅の多い「フレッシュひたち」(現在は「ときわ」に改称)の運用についていました。
しかしながら現在は後継車両のE657系が投入され、「ひたち」「ときわ」の運用からは外れています。
さすが関東、車両の新陳代謝が早いです。
E653系は新潟に転出、改造と同時に塗装変更し、「いなほ」「しらゆき」として新潟を起点とする特急として活躍しています。
E653系の内、一編成は国鉄特急色に塗装替えを行い、主に団体列車に用いられているとの事。
自らが追いやった485系ボンネット車の面影がそこはかとなく漂うのは何だか皮肉な感じです。
実車、見たことがありません。新潟はハードル高いな、と思いつつ、関西人ながらどこかで出会えることを期待しております。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
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