いつも当ブログを御贔屓いただきまして、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルスが難儀な状況になってきました。感染源が特定できない市中感染にフェーズが移ってしまったようですので、もはや自己防衛が最善策となってしまったように見えます。恐れていても外に出ないとしょうがない身としては、こまめな手洗い等で予防に努めるほかありません。周囲の反応も過剰反応と無頓着の2極化しているように見え、カオスを助長しているように感じますので、正しく評価して適正に恐れることが重要かと思います。
皆様もどうぞ外出時には十分な対策をお取りいただき、無事事態の終息を迎えられることを願います。
話を変えて、本日ご紹介したいBトレインショーティーは、関西人からするとかなりニッチな存在のこちらの車両でございます。
北総鉄道 7500形 です。
関西人の私からすれば、まず北総鉄道とは何ですか?という所からの話になります。
元は北総開発鉄道だったということで、ここで「あ~、あのゲンコツ電車の!」という昔の記憶がよみがえります。
北総鉄道は船橋市・印西市・白井市という千葉県北西部に広がる「千葉ニュータウン」の開発に伴って敷設された鉄道を運営する会社です。
一度は大きな債務超過に陥っていたそうですが、現在では成田空港までの路線が京成電鉄によって延伸されることで、成田スカイアクセス線の一部を担い、収益は改善されています。
但し、建設時の負債がまだまだ大きく、運賃設定はかなり割高な設定となっているようです。
しかしながら京成電鉄のスカイライナー等が乗り入れ、京成線・都営浅草線・京急線を経て、羽田空港-成田空港間を結ぶ鉄道路線として存在感を発揮しています。
京成電鉄が筆頭株主で、東京ディズニーランドを運営する「オリエンタルランド」と同じく、京成グループの企業となります。
今回ご紹介の7500形も、京成電鉄3000形に準じた設計の車両で、乱暴にまとめると「色違い」という事になりましょうか。
Bトレでも京成グループのロゴシールが入っていました。
京成3000形は羽田空港駅で見かけた記憶はありますが、北総7500形はさすがに見たことはありません。
北総鉄道を象徴するブルーの帯がまぶしいです。
サイドから見ると飛行機をイメージしたラインになっており、空港アクセス鉄道色を強く押し出している印象です。
この7500形は2006年に登場し、開業時から運用されていた7000形を置き換えました。
この7000形が、横から見るとギリシア文字のΣのように見える独特の前面形状から、冒頭に申し上げました「ゲンコツ電車」と呼ばれた車両で、1980年のローレル賞を受賞した名車です。
関西人の私としては、千葉ニュータウンや成田空港にあんまり行く機会がないので、実車に出会うには難度の高い車両です。
仕方がないのでBトレで眺めていますが、じっと見ているとつい未入手の京成スカイライナーに食指が伸びてしまいそうになります。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑