いつも当ブログを御贔屓いただきまして、誠にありがとうございます。
厄介なウイルスが蔓延し、世の中ふさぎ込んでしまっています。
大相撲や甲子園などの無観客開催も、卒業式や結婚式など人生の一大イベントですら取りやめざるを得ない方々の事を鑑みると、やむを得ない事態かと思います。
一日も早く平静を取り戻すことを切に祈ります。
本日も家に籠りながらインドア趣味の最たるものとしてこちらのBトレインショーティーをご紹介致します。
この車両は、国鉄急行型気動車 キハ58系とセットで運用するために1969年に登場しました。
国鉄はエネルギー効率が悪く燃料の石炭の費用がかさむ上、排出する煙が安全性や快適性に問題がある蒸気機関車からの転換を目的に、1960年頃からディーゼル機関車、及びディーゼルカーの投入を加速させます。
その切り札として登場したのがキハ58系で、各路線の無煙化に大きく貢献しました。
しかし、時代の要請で車両の冷房化が始まると、キハ58系のエンジンはあまり強力ではないため、発電の為に推進力を割くことはできませんでした。
またエンジン2基搭載のキハ58形の床下には冷房装置の電力を確保する発電機をつけることができない為、エンジン1基搭載のキハ28形に3両分の冷房電力を賄える発電機を搭載します。
が、勾配区間の多い区間では、エンジン1基搭載のキハ28を編成に組み込んでの対応ができませんでした。
そのお悩みを解消すべく登場したのが、キハ65形です。
強力なエンジンと自車を含め3両分の冷房電源を装備し、キハ58系列車の編成に組み込まれ、電源と推進力をサポートする形で運用されました。
キハ65形の車体は、キハ58系列の踏襲というよりは、同時期に製造された12系客車を彷彿とさせました。
2枚折戸の乗降扉やユニット窓と呼ばれる真ん中で分割された窓が上下に動くことで窓開閉ができるタイプに変更されました。
登場時から気動車急行に組み込まれ活躍しましたが、急行列車の廃止や特急格上げ等を受け、徐々にその活躍の場を狭めていきます。
キハ65形はその大出力故にローカル線への転用には能力が過剰で不向きなうえに、キハ58系との併結が前提となっていたため片運転台で単行運転ができず、トイレも装備していない為、ローカル転用されることなく廃車が進みました。
登場する時代が早ければもっと活躍の場があったのかもしれません。
せめてBトレ表現の中で、キハ58系との長大気動車急行編成風を令和の世によみがえらせてみるのも、まんざら無粋ではないと思います。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
ご紹介順にたどりたい方はこちらから~百々怒涛のブログ~鉄道コム
![[鉄道模型]トミーテック (N) 建コレ073-3 駅前セット3 [鉄道模型]トミーテック (N) 建コレ073-3 駅前セット3](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/jism/cabinet/0615/4543736269960.jpg?_ex=128x128)
[鉄道模型]トミーテック (N) 建コレ073-3 駅前セット3
- 価格: 1987 円
- 楽天で詳細を見る

- 価格: 300 円
- 楽天で詳細を見る