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関西圏の緊急事態宣言が解除されました。
とはいえ再流行をできるだけ阻止するためには全く元通りというわけにはいかないかと思います。
生活様式をも変えさせるほどのインパクトのあった出来事ですが、いろんなことを探りながら一歩ずつ進んでいくしかないのかもしれません。
インパクトと言えば悲しい出来事が一つ、私のもう一つの趣味のパンダに関してです。
神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ、「旦旦(タンタン)」が、中国へ帰ることになりました。
20年前、阪神淡路大震災で疲弊した神戸市民を元気づけるためにやってきてくれたパンダです。
何もこんなコロナの時期に…とも思いますが。
タンタンさんは25歳、平均寿命がだいたい25年~30年のジャイアントパンダとしては高齢の部類に入ります。
日本では高齢のパンダをケアをするには技術も経験も乏しいとの事で、パンダ用の医療が進んだ中国で、余生を送ることになりました。
コロナのせいで密を避けたり府県をまたぐ移動が制限される関係で、恐らく展示は制限されるかと思いますので、帰るまでに見に行くこともままならないかもしれません…。
悲しいことではありますが、温かく見送ってあげるのが一番良いのかもしれません。
悲しみに暮れつつ、本日ご紹介したいBトレインショーティーはこちらでございます。
JR貨物 DD51ディーゼル機関車 B更新色 です。
DD51と言えば、鉄道ファンでない方も一度くらいは目にしたことのある車両かと思います。
国鉄の非電化各線からSLを排するいわゆる「無煙化」の切り札として投入されたディーゼル機関車の決定版と言える車両です。
先行して実用化された電気式ディーゼル機関車DF50や、DD51より後に登場したDD54形等が短命に終わったため、結果として非電化幹線における輸送はこのDD51の独り勝ちのような状態になりました。
しかしながら、幹線の電化が進んでゆく中で、新たな非電化区間用機関車の需要が伸びなくなったため、DD51の後継車両の開発はずいぶんと遅れました。
ようやくJR貨物となってから登場したDF200を順次北海道地区へと投入してゆくのですが、置き換えのスピードと車両の劣化スピードが釣り合わなくなりました。
B更新車とは、後発の主力機DF200の置き換えを進める北海道地区での長距離輸送、過酷な使用環境による老朽化が著しく進行したDD51を長寿命化させてリリーフ登板させるための更新工事を施した車両になります。
B更新工事はエンジンの換装を伴う大幅な改良工事で、この更新工事を受けた車両にDF200に準じた塗装が施されました。
裾部にグレー塗色を配置したJR貨物塗装とは微妙に異なります。
現在では北海道地区ではDF200への置き換えが完了し、DD51は撤退してしまっています。
JR貨物のDD51は現在すべて愛知機関区に配置されているようですが、こちらでもDF200への進んでおり、風前の灯となっております。
内燃機関系の機関車としては長寿だと思いますが、引退へのカウントダウンが進んでいるようです。
国鉄形ディーゼル機関車における決定版かつ最後の名機DD51。
今は見られないこのB更新の姿を拝みながら、数少ない現役機の活躍に期待したいと思います。
【タンタンさん本当にありがとう。故郷でも元気に暮らしてくださいね。】↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑