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都道府県をまたぐ移動自粛が解除となりました。
とはいえまだまだクラスターと呼ばれる集団感染が発生したり、予断を許さない状況が続きます。完全終息ではないので、すぐに元通りとはいかないと思います。
いつになったら以前の生活に戻れるのか?と考えてもなかなか答えは出ませんが、万全の対策をしつつ、不要の外出を控えながら、徐々に終息するのを待つしかないかな…と。
本日は、梅雨空のような重い気持ちを、少しでも明るくできればと、こちらの「お祝いラッピング車両」のBトレインショーティーをご紹介致します。 JR東日本 211系 高崎線130周年ラッピング です。
211系は国鉄最後の近郊型電車の形式で、JR化後も製造が続けられました。
そのあたりのお話は別に譲るとして、今回はJR東日本の「高崎線130周年ラッピング車両」です。
高崎線は関西在住者にはなかなか縁遠い路線で、全くなじみがありません。
埼玉県の大宮から群馬県高崎を結ぶ路線ですが、上野東京ライン、湘南新宿ラインとして都心への直通列車が設定されています。
鉄道ファンからすると、通勤路線と言うよりは上越線や信越本線と都心を結ぶ路線で「とき」や「あけぼの」「あさま」等数々の特急列車が走った、というイメージの路線です。
この211系は、高崎線開業130周年に当たる2013年に、高崎車両センター所属の211系C16編成に記念ラッピングが施されました。
その車両を再現したBトレとなります。
ラッピングと言っても先頭車両だけで、それも前面に近い部分の側面に、以前の主力だった115系湘南色を彷彿とさせるラッピングを施しております。
特急列車185系には全身湘南色をあしらった編成が存在しましたが、こちらのラッピングは控えめなところが好ましいです。
高崎線開業130周年のロゴマークの入ったヘッドマークも掲げていたとの事。
関西人なのでもちろん実車は乗ったことも見たこともありません。
こういうニッチなものを製品化できるのがBトレの良いところだったと思います。
このラッピング自体は半年ほどの限定仕様だったようですが、その時代にドンピシャ当てはまる車両の考証が関西人の私にはできませんでした…。
なんとなく高崎線130周年ラッピング車の周辺に居そうな車両を周りに配置してみていますが、間違っていたらごめんなさい。
それにしても2013年で130周年とは…。1883年に開通した計算になります。
高崎線の当初の目的は「殖産興業」で、群馬県で盛んだった製糸業・養蚕業の製品を、貿易を目的に横浜港まで運ぶことだったそうです。
1883年の上野―熊谷間の開業を皮切りに、翌1884年には高崎駅、現両毛線の前橋駅へ延伸したとの事で、歴史の深い路線になります。
以降、130年以上もの間、関東と群馬エリア、及び信越方面を結ぶ重要な路線としてその役割を果たしてきたことになります。
このラッピングは211系のオリジナリティーを尊重しながら、少しだけ高崎線の歴史に触れる、といった粋なラッピングだと思います。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
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