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サッカーワルドカップがもう少しで始まるんですね。
カタールという開催地の問題から、通常と違う時期に始まりのますので、なんか変な感じがします。
とりあえずワールドカップ期間はにわかサッカーファンとして代表を応援したいと思います。
本日はサムライブルーを纏ったこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。JR西日本 475系 北陸地域色 です。真っ青、ですね。475系は、交流による電化が進んだ北陸・九州エリアと東京・名古屋・大阪等を結ぶ急行列車の運用に就くために開発された交直流対応の急行形電車です。この交直流急行電車のグループは多岐に分かれており、475系は
・交流60Hzと直流電源に対応
・電動機出力を120kWにパワーアップ
・抑速ブレーキと呼ばれる勾配対応のブレーキを装備
したグループとなります。
直流急行形電車 165系の交直流版のようなイメージです。交流60Hz対応という事もあり、名古屋・大阪から、北陸・九州へ向かう急行列車に充当されました。そのころは隣のBトレの様ないわゆる交直流色というものを纏っていました。しかし、時代が進むと、列車の速達化が進むと同時に、全国に特急網が敷かれはじめ、急行列車の需要は減退してゆきます。急行型電車は、デッキ付きとはいえ、あの直角クロスシートでの長距離移動はなかなかのしんどさだったのではないでしょうか。急行型電車と呼ばれる車両は、ジョイフルトレイン化されたり、アコモデーション改造と呼ばれる内装の更新を行ったりする改造を施され、それぞれの用途に就くようになりました。国鉄末期になると、まだ残っていた機関車牽引の客車列車による運行と、不等間隔で組まれたダイヤを改め、地方都市でも首都圏と同じような「国電輸送」「等間隔ダイヤ」による輸送が試みられました。この475系も、長編成の急行列車から、短編成化されて地域輸送へと用途を変え、北陸地域のパターンダイヤ化の担い手となりました。その後JR化を迎えたころには、「新北陸色」と呼ばれる塗色に改められ、引き続き北陸エリアの普通輸送を担いました。
かなり長期間この塗色で運用が続いていたのですが、経費節減のため、JR西日本は車両塗装の簡略化を目的とした塗色の単色化を行います。京都エリアの緑色、山陽エリアの黄色等地域ごとに塗色を変えていきました。
北陸エリアでは、475系に青一色の塗色が施されました。俗にいう「北陸地域色」です。本当に真っ青です。しかし、山陽エリアや京都エリアのように北陸地域色が定着する前に、新車両521系の投入が始まり、この真っ青な475系への変身は、さほど多くなかったそうです。時代の波に飲み込まれ、企図した用途での活躍が長くできなかった475系。その末期の制服姿を、Bトレで偲んでみたいと思います。
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