いつも当ブログをご訪問下さり、ありがたく御礼申し上げます。
気が付けば2020年最後の土曜日。
当ブログの通常記事も本年最後となりました。
とはいえ年末までにはまだ時間があるので、どこかで通常記事とは別に年末のご挨拶を申し上げたく思っています。
ところで、大多数の方にはどうでもいいことかとは思いますが、私的にびっくりしたニュースがありました。
先月22日に南紀白浜アドベンチャーワールドで生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんが、当初オスと発表されていたのが、よーく見てみると実は「メス」でした、というニュース。
こんなことあるんですね。哺乳類は比較的雌雄判定が容易だと思っていたのですが、1か月もたって判明するというのは結構驚きです。
アドベンチャーワールドで生まれたパンダは名前を公募するのが慣習で、名前に白浜の「浜」の字が入るのが伝統になっています。
まだ命名されていないこの赤ちゃんは、twitter上で「ベビ浜くん」と呼ばれていたのが、この日を境に「ベビ浜ちゃん」に変わっていました。
私も今から命名に応募すべく思案にふけります。
本日は、かつて白浜を含む南紀方面の愛称付き夜行普通列車「はやたま」の牽引も担当したこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介したいと思います。
鉄道ファンの方であればよくご存じの国鉄の旅客用機関車の名機と謳われる機関車です。
今見ても美しいデザインで、私も大好きな機関車の一つです。
太平洋戦争中には旅客用電気機関車の製造が中止されていましたが、戦後復興の旅客需要にこたえるため、1946年から製造が始められました。
貨物用の機関車EF15形と共に設計されたため、共通部分も多く、1号機~31号機まではEF15形のようなデッキ付きの箱型機関車だったそうです。
しかし、色んなところを簡略化した戦時設計を引きずっていたため、就役後様々なトラブルを起こしたため、一旦製造が中止されます。
その後1952年に大幅に設計を見直した形で、35号機以降の製造がはじまります。
このタイプが今回ご紹介のBトレのタイプとなります。
改良型はデッキを無くし、先台車のところまで車体を覆い、先に登場した80系2次車以降のいわゆる「湘南型」の前面デザインを機関車に採用した斬新な意匠となりました。
ブルートレインとのデザイン相性も良く、個人的にはこの上なく流麗な姿だと感じます。
また、旅客用として高速性能に特化した設計はEF58形以降には見られないため、EF60形、61形、65形等が登場した後も、高速での旅客運用性能はEF58形には及ばなかったため、ブルートレインをはじめとする旅客運用に重宝されました。
今回ご紹介のBトレについては運転席の窓に庇が取り付けられています。
この庇は耐寒設備の一つとして設けられています。
主に上越線に投入されるEF58形に取り付けられていたそうです。
冬場にトンネル出入り口に吊り下がる「つらら」が窓ガラスにあたって破損するのを防ぐため、つららを切る目的で設けられていたとの事。
その後、寒地以外に転属されても庇付きのままで活躍した機体も多いと聞きます。
庇のない機体と比較すると、庇のある方が幾分険しい表情にも見え、寒い国で働く機体だなあと思わせてくれます。
戦前の設計思想を汲む旧式の機構ながら、力強さを感じさせる足回りや、美しい車体デザインは、他の国鉄型機関車とは一線を画したものがあり、鉄道ファンの人気を集める機体となるのも頷けます。
客車輸送華やかな頃のEF58形客車列車を想像しながら、Bトレインショーティーでの再現を楽しみたいと思います。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
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