毎度当ブログをご贔屓頂きましてありがとうございます。
先週は情念の赴くままで失礼いたしました。
今週は今週でまた台風…。
今年はウイルスだ台風だと本当に難儀な年ですね。
地球ごと『厄払い』してもらいたいぐらいです。
皆様も台風に対する備えを十分行っていただきたく思います。
本日は珍しく『乗れない電車』のBトレインショーティーをご紹介したいと思います。
JR東日本 209系 Mueトレイン です。
何ですかこれは?と言うのが関西人である私の素直な感想です。
Mueトレインとは「MUltipurpose Experimental Train (多目的試験車)」を略した愛称とのことです。
じゃあ「ミュー」じゃなくて「ミー」なのでは?と「U」の字の扱いに引っ掛かるのが私のいやらしいところです。
端的に言うと事業用車、いわゆる鉄道事業者が人や荷物を運ぶ以外の目的で製作した車両という事になります。
多目的試験とは一体何なのでしょうか。
その詳細はJR東日本のホームページに記載がありました。
「当面の」とありますが、大きく3つの目的が挙げられています。
・車両の性能向上に関する開発
・次世代車両制御システムの開発
・営業用車両を用いた地上設備の状態監視用機器の開発
この中で「次世代車両制御システム」とは、「INTEROS」というシステムで、三菱電機とJR東日本が共同開発したシステムになります。
この技術は既に実用化されており、初めて搭載された量産化車両がJR東日本のE235系になります。
E235系が山手線に投入された当初、突然の故障やオーバーラン等を引き起こし、一旦運用が停止されたことは大きなニュースとなりましたので、ご記憶の方も多いかと思います。
このMueトレインは、平たく言えばE235系に搭載された「INTEROS」の試験を目的に作られた車両になります。
作られた、というのは正しくないですね。実際には京浜東北線で活躍していた209系のうち1編成を改造したものがこのMueトレインになります。
各種保安装置を兼ね備え、色んな路線に入線できる様になっているそうです。
事業用車、ということなので、もちろん一般の旅客扱いは行っておりません。
こういう「乗れない車両」には淡い憧れを抱いてしまいます。
「INTEROS」が実用化された今も、各線区での適用を調べているのか、今でも現役で走っているようです。
めったに関東へ行かない身でありながら、この「Mueトレイン」との偶然の遭遇を期待する、というのは『少女漫画の第1話で遅刻しそうな主人公が、偶然ぶつかった相手が実は転校生で後々恋に落ちる』的な都合のよすぎる妄想だと自分でもわかっているつもりです。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
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