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本日のご紹介はこちらの車両のＢトレインショーティーでございます。
名古屋鉄道 ５０００系 （２代） です。
名鉄と言えば全面赤色と認識している昭和脳を搭載している身としては、「名鉄らしくない」感じです。
名鉄の特急運用方式が変更になり、全車特別車の特急を中部国際空港アクセス特急の「ミュースカイ」のみとし、その他の特急は特別車と一般車を併結する方針へと変更しました。
そうした際に余剰となる１０００系全車特別車編成から主要機器を流用し、新しい車体と合体させて誕生したのがこの５０００系（２代）です。
３５００系登場以降で標準となっているＶＶＶＦインバータ制御ではなく、１０００系のチョッパー制御機器を流用しています。
この「機器流用車」は過去の名鉄では度々登場しましたが、現時点ではこの５０００系以降は現れていなかったと思いますが如何でしょうか。
ちなみに先代の５０００系は丸っこいボディーの真っ赤な車両で、非常に味のある車両でしたが、2代目との特別な共通点はありません。
（ちなみに、右側のスカーレット1色の車両のようなイメージでした。）
新造された車体は先に登場した３３００系の意匠を踏襲したようなデザインとなっています。
メンテナンスの省力化を図るために、各社が全面塗装を止め、ステンレス地をそのまま出す潮流がありましたが、「名鉄よ。お前もか。」とカエサルの如く思ってしまいました。
車内も3扉ロングシートの通勤型車両となっています。
名鉄各線で運用があるようで、幅広く用いられていることがわかります。
但し、全て4両編成で構成されており、３３００系に対する３１５０系の様に２両編成バージョンは存在しないようで、あくまでも幹線運用を想定した車両となっています。
２００８年から順次投入され、５７００系・７０００系・７１００系・７７００系等の２扉車を順次置き換えていきました。
機器流用車という事で、１４編成５６両と系列の所帯はさほど大きくなく、エンカウント率はやや低めなのでしょうか。
個人的にはわずかな乗車機会の中でも３５００系の遭遇率が高く、車窓ですれ違うくらいでしか実車を拝んだことがありません。
コロナがおさまれば、名鉄名古屋駅のあのひっきりなしに電車がやってくる雰囲気の中、５０００系（２代）の姿を拝めることを楽しみにしたいと思います。
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