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本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。横浜高速鉄道 Y500系 です。横浜高速鉄道、って何? というのが関西人の率直な感想です。難易度的には、関東の方に「北大阪急行電鉄」を説明するのと同じくらいかと思います。横浜高速鉄道は「みなとみらい線」と「こどもの国線」の2路線を運営しています。どちらも東急線に接続しており、東急電鉄と密接な関係にある会社です。みなとみらい線は、横浜駅から元町・中華街駅までの6駅、4.1kmを結ぶ路線です。横浜駅からは東急東横線と直通運転を行っており、東京メトロ副都心線を経由して、西武池袋線、東武東上線ともつながっていて、いろんな会社の車両が乗り入れてきます。一応横浜高速鉄道も路線は短いながらも、自社車両を持ち、東急東横線車両と一体で運用されています。このあたりの事情を関西に置き換えると「北大阪急行電鉄」になる、と。みなとみらい線は、もともとは横浜市営地下鉄の路線として計画されていたそうなのですが、紆余曲折を経て現在の形に落ち着いています。国鉄との直通計画もあったそうですが、そうなっていたら今頃横浜エリアの輸送地図も随分変わっていたかもしれません。みなとみらい線ができるまで、東急東横線の終点は「桜木町」駅でした。昔の東急車両の画像を見ると、桜木町の表示のある車両が多数見られます。駅舎は撤去されていますが、まだ跡は残っているのでしょうか。廃線跡に遊歩道整備の計画があるそうなので、廃線跡を偲べるようになるかもしれません。閑話休題、みなとみらい線用の横浜高速鉄道の車両がこのY500系車両となります。詳しい方は、パッと見てすぐお分かりになると思いますが、東急5000系(2代)の亜種になります。東急5000系と同様に、東急東横線をはじめ、東京メトロ、東武、西武への乗り入れにも対応しています。しかし、カラーリングが東急5000系とは大きく違います。東急車両は赤帯イメージが強いので、色味が変わるだけでも大きく印象が変わります。青を基調にしたカラーリングは、港町っぽくて良きだと思います。今後もまだまだ、活躍が期待できそうな横浜高速鉄道Y500系。みなとみらいだけでなく、関東の広範囲で見られるので、状況の折にはまた探してみたいと思います。