メリークリスマス!
いつも当ブログをご訪問頂き、本当にありがとうございます。
今日はクリスマス。
私はもう良い子ではありませんので、枕もとを確認しても何もないどころか、何故か懐が寂しくなる不思議な日と化していますが、皆様のもとへは何らかの形で来ていますでしょうか。
本日のご紹介は、神奈川のサンタクロースが、トナカイの代わりにこんな車両に乗ってプレゼントを配っていて欲しいと思う車両のBトレインショーティーでございます。相模鉄道 モヤ700形 です。人を乗せて旅客運用をする車両とは異なり、検測や救援をその使命とする「事業用車」です。モヤ700形登場までは、相鉄戦での検測の業務にはモニ2000形がついておりました。
また、ED10形と呼ばれる電気機関車も相鉄には在籍し、工事用臨時列車等の任に就いておりました。これらのモニ2000形やED10形の老朽化に伴い、登場したのが本系列です。相鉄の旧7000系を種車として、2006年頃に改造が施されました。7000系のお顔立ちそのままで、黄色い塗装に改められています。中間車からの改造車である702と704には運転台が新設されましたが、701・703とは異なり、非貫通タイプとなっています。モヤ700形は4両在籍し、それぞれに役割があります。701・702の主な役割が「検測」です。架線を観測するカメラや各種検測機器が搭載されています。703・704には救援用のクレーンやジャッキが装備されているとの事。外観上でも704の窓が埋められています。また、車両輸送や入替にも用いられ、2両2両の間に挟み込んだり、4両で牽引したりと様々な用途で用いられています。相鉄には厚木線と呼ばれる貨物線が存在し、海老名駅手前から分岐してJR相模線につながっている路線があります。そこを介して新製車両の甲種輸送などが行われており、そういった際にも活躍しているかと思われます。その後、実車では再改造が施されており、701の窓も埋められたり、シングルアームパンタに交換されたりと、このBトレと少し外観上の変化が出ているようです。通常はかしわ台駅に併設されるかしわ台車両センターに留置されています。今年10月末に放送されたNHK「鉄オタ選手権 相模鉄道の陣」にも登場し、中川家 礼二さんがこの車両の運転体験をされていて、大層うらやましく思いました。
月に1回程度相鉄線内の検測業務についているとの事ですが、運用情報は公開されていないそうです。見ると幸せになるとのうわさを呼び。「幸せの黄色い電車」等の記載も散見されます。まさに相鉄の「ドクターイエロー」です。関西から見に行くには非常にハードルの高い車両ではありますが、一度ぐらいは実物を拝んでみたいものだと思っております。この「幸せの黄色い電車」に、皆様の来年のご多幸を託しまして、本年の通常更新を終了とさせて頂きます。通常更新は以上ですが、年末年始までまだ時間がありますので、どこかでもう一度年末のご挨拶をさせて頂ければと思います。
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