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京阪神急行B支線

百々怒涛(どどどとー) と申します。関西モノを中心に色々なBトレインショーティーを収集しています。鉄道趣味の中でもニッチな沼に肩まで浸っております。図鑑的にご覧頂ければ幸いです。

国鉄/JR貨物 EF66形直流電気機関車 0番台 JR貨物新更新色 裾帯クリーム

毎度当ブログをご贔屓下さいまして誠に有難うございます。

コロナウイルスの感染者数が不穏な動きを見せております。

私も長引くこの状況に、慣れによって手洗いやうがい等おざなりになっている部分があるかもしれません。

今一度感染の対策をしっかりと行い、かからない・伝染さないことを徹底したいところです。

本日は、コロナに負けないパワフルさを、こちらの車両のBトレインショーティーから分けて頂きたいと思います。

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国鉄/JR貨物 EF66形直流電気機関車 0番台 JR貨物新更新色 裾帯クリーム です。

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言わずと知れた国鉄電気機関車の白眉で、その美しい外観から鉄道ファンに非常に人気のある機種だと思います。

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元々は東海道山陽本線高速貨物列車を牽引するために開発された、大出力の貨物専用機でした。

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1966年に試作機EF90(後に EF66-901号機として編入)が製作され、その後1968からEF66として量産が開始されました。

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EF65よりも大出力の電動機を擁し、貨物のトラック輸送に対抗すべく高速化を企図して登場します。

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非貫通前面からは重連を想定しないというパワーを感じ、鋭角的な前面デザインはこの機体の高速性能を想起させます。

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今見ても流麗なデザイン。ファンが多いのも納得です。

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貨物専用機だったのですが、人気故か後にブルートレイン「富士」「はやぶさ」等の牽引機としても用いられました。

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JR化後、JR貨物に継承された機体のうち、経年した車両には機器更新などの延命化工事が施されました。

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その際にJR貨物の更新色としてポピュラーだった薄いブルーを基本としたEF66-100番台と変わらない塗色が施されましたが、後に新更新色と呼ばれる国鉄時代と近い塗装に改められました。

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ヘッドライト間の飾り帯とナンバープレート台座の飾りが撤去されたのと乗務員扉の色、そして腰部に帯を巻いたこと等が国鉄時代と違う所になります。

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更新時期により裾帯が白かったり、乗務員扉が黄色になっている等のバリエーションが存在します。

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今回のご紹介は裾帯と乗務員扉がクリーム色の機体になります。

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EF66形0番台は現在では27号機のみが現役となっております。

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27号機は国鉄時代の姿に限りなく近い形で現存しており、鉄道ファンの間で「ニーナ」の愛称で親しまれております。

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つい2年ほど前までは,EF66形0番台の現役機として、30号機がまだ鉄路を駆けていました。

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このBトレは、その30号機に比較的近い姿をしておりますので、この記事を書くに当たり、いろんなブロガーさんがあげられた30号機の画像を再度眺め、懐かしさがこみあげているところです。

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満載のコンテナを積んだ列車の先頭に立つEF66形 0番台の姿は、やっぱりかっこいい、と思います。

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今は亡き新更新色のBトレの姿を、令和を迎える前に風になった30号機の面影に重ねながら思い出に浸りたいと思います。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑

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名古屋鉄道 7500系 1・2次車

いつも当ブログをご訪問を頂きましてありがとうございます。

先週から無観客ですがプロ野球が再開されました。

関西を根城にする2球団の低空飛行が目立ってしまっていますが、それはそれ、日常への第一歩としては歓迎したいところです。

その昔、関西にはプロ野球チームが4つもあり、「在阪4球団」と呼ばれておりました。

特筆すべきはその4球団全てのオーナー企業が鉄道会社であった事です。鉄道輸送に結び付くイベント事業としての「プロ野球」という側面が強かったのかもしれません。

現在も残るのは「阪神」のみで残る3球団「阪急」「南海」「近鉄」は消滅してしまいました。もちろん後継球団はあるのですが、イメージもチームカラーも随分変わってしまったので、当時の面影を感じる部分はほぼありません。

球界を見渡しても鉄道×プロ野球の組み合わせは「阪神」と「西武」だけになってしまいました。

鉄道ファンとしては鉄道系球団も応援したくなりますが、本日は、ここの会社は球団を持たなかったんだなあ、と思いつつ、この会社のかつての「エース」車両のBトレインショーティーをご紹介致します。

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名古屋鉄道 7500系 1・2次車 です。

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鉄道ファンでなくても、昭和世代の方なら「名鉄パノラマカー」の名称は聞いたことがあるのではないでしょうか。

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運転席を階上に上げることで、車両前面を展望席とした画期的な車両です。

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イタリア国営鉄道の「セッテベッロ」をモチーフとした洗練された車両デザインは、現代においてもその美しさを感じることができるのではないでしょうか。

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間違いなく日本鉄道史に残る名車の一つであろう、と勝手に推薦しておきます。

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と、ここまでは1962年に第5回ブルーリボン賞を受賞した名鉄7000系と共通のお話です。

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今回ご紹介するのその改良型として登場した名鉄7500系です。

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「1・2次車」と敢えて記載させて頂いたのは、Bトレとして3次車以降とは別の製品となっていたことによります。

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分かりやすい違いは、パノラマカー名物のおでこの上にちょこんとついた「フロントアイ」というものがありません。

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「フロントアイ」とは、運転席を階上に上げてしまったがゆえに、車両直前の障害物が死角に入って見えなくなることから、車両直前の様子を確認できるように取り付けられました。

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今の自動車のアラウンドビューモニター、と言えば言い過ぎで1967年以降取り付けられた機器ですので、そんなハイテクなモノではなく、凸レンズを応用したアナログな機器で、そのままその筒を通し視認する仕組みだったそうです。

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改良型と言うだけあって、定速度制御や、通常電気エネルギーを回転エネルギーに変換して推進力を得ているモーターに、逆に回転エネルギーを与えることで電気エネルギーに変換しながら制動力を得る、という呪文のようなシステムを持つ「回生ブレーキ」と呼ばれる機能を備えておりました。

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また、車両の重心を低くするために、床面高さを7000系より16cm(展望席は5cm)程低くしました。

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それゆえ7000系では段差のあった展望室とそれ以外のところも、7500系ではフラットになりました。

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しかしながら運転席高さは7000系と7500系共に同じだったため、若干運転席が上に飛び出したような印象となりました。

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パノラマカー一家の存在は、ライバルである国鉄にも大きなインパクトを与えたことだと思います。

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7500系は主に特急用車両として活躍を続けましたが、輸送需要の変化で2扉クロスシートの7500系は、乗降に時間がかかる等だんだんとラッシュ時の運用に耐えられなくなってきます。

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ここで、7500系が取り入れた先進的な機能が、色々と足かせとなってきます。

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回生ブレーキは元祖パノラマカー7000系や5000系以降の高性能車(名鉄では「SR車」と言うそうです)には装備されていないため、制御方式を共有できず他系列との併結ができませんでした。

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また、回生ブレーキは減速時に発電するので、その電力を架線に返すのですが、変電所能力の大きくない支線では、その電力を受け止めきれずにヒューズが飛ぶ、と言ったことが起こったそうです。

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そのため本線系統での運用に限定されるという、スペックが高いがゆえに運用がしにくい車両だったようです。

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トドメはバリアフリー対策でホーム高さのかさ上げ実施の方針を決定したことで、ホームを順次レール面から107cmの高さに統一することになりました。

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7500系は床面高さが99cmだったため、かさ上げが完了した路線には入線できなくなりました。

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それゆえに7500系は先に登場した7000系よりも前に名鉄の線路から去ることになってしまいました…。

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7000系パノラマカーの時とは違い、特別にさよなら運転を行ったような記事も見当たりませんでした。

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先進的な取組が仇になるという、何だか悲運の機関車EF200のような香りがする車両です。f:id:dododotoh:20200601110249j:plain

名車7000系パノラマカーの脇にひっそりと咲く徒花、名鉄7500系の事も併せて「名鉄パノラマカー一家」として記憶にとどめてあげてほしいと思います。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑

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