いつも当ブログをご贔屓頂きまして、誠にありがとうございます。
今日からゴールデンウィーク、という方も多いでしょう。
コロナも明けて、皆さんようやくお出かけ気分になられているかと思います。
本日は、こちらの車両のBトレインショーティーを振り返りながら、鉄道旅に思いをはせてみたいと思います。
JR東海 211系 5000番台 です。
211系は国鉄型末期の近郊車輛として1985年に登場いたしました。
当時の近郊型の主力は113系/115系で、1963年の登場から20年以上が経過し、陳腐化が進んでいました。
そこで、フルモデルチェンジを図ったのがこの211系です。
まず目を惹くのは113系から大きくイメチェンしたステンレスボディーです。
同じタイミングで205系も投入されており、国鉄がオールステンレス導入へ大きく舵を切ったタイミングといえましょう。
ステンレス車体を用いて、無塗装化による保守の軽減と、大幅な軽量化を実現しています。
また、前面はステンレスではなくFRPと呼ばれる繊維強化プラスチックを用いています。
この手法はのちのJR東海311系やJR東日本E231系等に引き継がれます。
主に関東、東海エリアに投入され、JR化後も主にJR東日本とJR東海へと継承されました。
さて、本日のご紹介は211系の5000番台です。
この5000番台は、国鉄ではなく、JR化後のJR東海に登場しました。
名古屋・静岡の都市圏に投入される予定で製造されました。
都市圏のラッシュに対応するため、近郊型の基本装備であるセミクロスシートではなく、ロングシートで登場しています。
ま、Bトレでは社内設備の差異は表現されていませんので、外観上の特徴はといいますと、
まずわかりやすいのが、冷房装置が分散型に変更されています。
あとは、前面の窓の位置が、0番台に比べると向かって左側の窓と貫通扉部の窓が大きくなっています。
名古屋地区・静岡地区で活躍をしておりました。
現在では313系の増備で、名古屋エリアからは撤退しています。
2022年からは315系の投入が始まり、211系をすべて置き換える予定です。
というのもJR東海は東海道新幹線というドル箱を抱えているので、資金にゆとりがあります。
なので、車両の新陳代謝がとても速く、ほかの会社よりもいち早く国鉄型が姿を消していっています。
2025年にはこの211系も姿を消す予定とのこと。
東海エリアで唯一国鉄型としてのこる211系5000番台のBトレを眺めながら、わずかに香る昭和残り香を感じてみたいと思います。
↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
ご紹介順にたどりたい方はこちらから~百々怒涛のブログ~鉄道コム
[rakuten:jism:14073362:detail]