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本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。
国鉄の急行形気動車の決定版として1961年に登場した車両です。
蒸気機関車による列車を置き換える、いわゆる「無煙化」の旗手でした。
その栄枯盛衰のお話は他に譲ることといたします。
高山線色、ということは高山本線を走る車両の塗色であることは想像に難くありません。
高山本線は岐阜駅~富山駅を結ぶ路線です。全線が非電化で、現在でも気動車が活躍する路線です。
沿線に飛騨、高山、下呂等の観光地を有し、特急の運行も設定されています。
かつては名鉄の急行・特急が乗り入れていたこともあり、非常ににぎやかな路線であったことがうかがえます。
やがて国鉄が分割民営化を迎えると、高山本線は、富山県の猪谷駅を境にJR東海とJR西日本に管轄が分かれます。
JR化後、各社は国鉄との違いをアピールするために、躍起になってイメージアップに取り組みます。
最も効果的なのは新線開業や新車両投入、運賃値下げといったことなのでしょうが、そもそも赤字体質だったことが原因で分割民営化していますので、そんな体力は残っていない、というのが実態でした。
そこで、苦肉の策で行われたのが「既存の国鉄型車両の塗色を変更する」というアイデアでした。
中身は変わらないけれども、せめて外見だけでもって感じで、雨後の筍のごとくオリジナル塗装が現れます。
高山線にもオリジナル塗装のキハ58形が誕生しました。
それが今回ご紹介のキハ58形 高山線色 です。
JR西日本所属のキハ58形がまとった塗色のようです。
グリーン一色の車体に白いストライプが施されています。
さながら逆185系のような印象です。
キハ58は2011年で高山線での運用は終了したそうですが、この塗色が維持されていたかどうかはわかりませんでした。
飛騨山系の緑と雪解け水を思わせるその姿を、Bトレ画像と共に記憶にとどめておきたいと思います。
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