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今週は小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」のサンプルを持ち帰るというニュースがありました。
この記事を書いている時点ではサンプルの有無は公表されていませんがとんでもない事だと思います。
超長距離にいる天体、しかも動く標的にピンポイントで着陸しまた地球に戻ってくるって、計算し尽くせば出来ることなのか?と思いつつ壮大なロマンを感じさせる出来事だったと思います。
本日は、地球とリュウグウほどではないですが、かなりの距離を毎日行って戻ってしているこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介したいと思います。
JR西日本 223系 2000番台 です。
JR西日本の滋賀~兵庫の沿線の方であれば、見かける機会の多い車両ではないでしょうか。
のべつ幕無し、という言い方もあれですが、とにかく頻繁に遭遇する車両です。
223系は、アメニティーライナーという愛称のあった221系の後継として製造されました。
0番台は、関西国際空港の開港に合わせて関空快速に充当されたグループ、1000番台は東海道山陽本線の新快速を130km/時で運用する目的で投入された車両となり、それぞれ特徴のある前面形状をしています。
2000番台は1000番台の増備車として登場し、性能を維持しつつも経済性を追求したタイプとなります。
1000番台ではバンパー部についていた尾灯が一体型となった事と、1000番台にあった側面の肉盛りライン(ビード)がなくなったことが外観上の特徴です。
そういった特徴や、運転席の側面側にまで回り込んだパノラミックウインドウ等、Bトレでもその特徴をよくとらえているかと思います。
2000番台は1999年に登場して以降、221系にとって代わり新快速で優先的に運用され、結果として京阪神の東海道・山陽本線に快速運用で残っていた113系をズンドコ追い出していきました。
113系、非常に好きな車両だったのですが、やっぱり長距離を乗るにはあの直角椅子はやはり堪えました…。車内の居心地は223系に軍配を上げざるを得ませんでした。
また、狭軌の線路を高速で爆走する223系は外で見ていても乗っていてもそれなりに迫力があります。
223系の他の番台区分と合わせると現在のJR西日本のアーバンネットワークの屋台骨を背負っているといっても過言ではありません。
その昔はJR東海区間に乗り込んで、大垣駅までの運用を持っていたりしましたが、2006年にはJR西日本の直流電化区間が変更され、福井県の敦賀駅までこの223系2000番台が乗り入れることとなりました。
そうやって考えると、最長 敦賀駅から西は播州赤穂駅までを毎日毎日壮大なスケールで大反復横跳びを繰り返していることになります。
人間に置き換えれば何ハラかにはなりそうな過酷な労働環境に置かれていると言えましょう。
そのような中文句も言わず日々働く223系2000番台に対して発した「のべつ幕無し」という発言を恥じつつ、改めて日常のありがたみを感じながら223系2000番台に敬意を表したいと思います。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
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