google.com, pub-8576394212244795, DIRECT, f08c47fec0942fa0

京阪神急行B支線

百々怒涛(どどどとー) と申します。関西モノを中心に色々なBトレインショーティーを収集しています。鉄道趣味の中でもニッチな沼に肩まで浸っております。図鑑的にご覧頂ければ幸いです。

JR九州 キハ58形・65形気動車 九州急行色

毎度当ブログをご贔屓頂きましてありがとうございます。

まん防という抜けた響きとは裏腹に関西では感染者が増えています。

今までのスピードとは違う増え方で正直びびっています。

外出自粛にもかなり嫌気がさしてきているのですが、この状況ではやむを得ないかと。

この週末を大人しく過ごすことを心に誓いつつ、本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介致します。

f:id:dododotoh:20210319204614p:plain

JR九州 キハ58形・65形気動車 九州急行色 です。

f:id:dododotoh:20210319203016j:plain

キハ58形は言わずと知れた国鉄の急行型気動車の決定版で、非電化区間から手間のかかる蒸気機関車牽引の客車列車を撲滅するいわゆる「無煙化」の立役者です。

f:id:dododotoh:20210319204427j:plain

全国の非電化区間気動車急行網を築きました。

f:id:dododotoh:20210319204526j:plain

その功績は別途ご紹介する機会を設けたいと思います。

f:id:dododotoh:20210319204224j:plain

遅れて登場したキハ65形は、強力なエンジンを搭載し、若干非力かつ非冷房で登場したキハ58形に、推進力と冷房用電源をサポートする車両として登場しました。

f:id:dododotoh:20210319203321j:plain

キハ65形急行色の記事もご参照いただければ幸いです。

f:id:dododotoh:20210319204035j:plain

今回ご紹介するのはJR化後にJR九州に現れた「九州急行色」の車両です。

f:id:dododotoh:20210319203637j:plain

国鉄急行色とは違い、白とベージュのツートンカラーにオレンジ色っぽい帯を巻いていました。

f:id:dododotoh:20210319203223j:plain

この塗色のキハ58・65形は、主に博多から久大本線をへて別府へ向かう急行「由布」(現在は特急「ゆふ」)、豊肥本線を通り、熊本と大分・別府を結ぶ急行「火の山」(現在の「九州横断特急」)肥薩線を通る急行「えびの」「くまがわ」(特急「くまがわ」となって2016年に廃止。現在は熊本―人吉間で「かわせみ・やませみ」「いさぶろう・しんぺい」が観光列車として運行)に用いられました。

f:id:dododotoh:20210319204557j:plain

国鉄からJRとなった際に、急行列車用の気動車に対し、乗客サービス向上のため急行型のデフォルトだった直角の固定クロスシートから、回転式のクロスシート(一部リクライニング式)へと変更されました。

f:id:dododotoh:20210319204451j:plain

このような接客設備を改良することを「アコモデーション改造」と言います。f:id:dododotoh:20210320110052j:image

このような改造を受けた車両に対して、この独特の塗色変更を行い、急行運用に充てていたようです。

f:id:dododotoh:20210319204811j:plain

一般的な白地に紺色の帯を巻いた九州色と比べても一目瞭然で、華やかな感じがします。

f:id:dododotoh:20210319202932j:plain

このようなアコモ改造車はJR化後にあちらこちらで誕生し、様々な塗色で乗客をもてなしました。

f:id:dododotoh:20210319204353j:plain

少し前にご紹介したキハ58形「砂丘色」もこのアコモ改造車に分類されます。)

f:id:dododotoh:20210319203141j:plain

しかしながら、時代が進むと特別料金不要の普通列車・快速列車も冷房が当たり前になり接客設備も改善、「急行列車」という特急でもない普通でもない中途半端なカテゴリの車両は衰亡の一途をたどります。

f:id:dododotoh:20210319204251j:plain

九州内の急行列車は2004年3月の「くまがわ」の廃止をもって、定期運用は消滅してしまいました。

f:id:dododotoh:20210319204128j:plain

JR九州のキハ58形は2007年まで定期運用を持っていたようですが、この塗装は維持していたのかどうかはわかりませんでした。

f:id:dododotoh:20210319202654j:plain

キハ58・65形の九州急行色をBトレで眺めながら、九州内急行列車の最後の徒花となったその姿を今一度噛み締めたいと思います。

↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑

ご紹介順にたどりたい方はこちらから~百々怒涛のブログ~鉄道コム

rd.tetsudo.com

首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス) TX-1000系

いつも当ブログをご訪問頂き、ありがたく御礼を申し上げます。

新しい年度が始まりました。

今までと変わらない方も、新生活を迎えられる方も、今年こそは昨年とは違う良い一年となりますようお祈り申し上げます。

本日は、新しい年度をかっ飛ばして行けるよう、こちらの車両のBトレインショーティーをご紹介させて頂きます。

f:id:dododotoh:20210224205824p:plain

首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス) TX-1000系 です。

f:id:dododotoh:20210225192748j:plain

つくばエクスプレス」という名前は聞いたことがありますが、乗車経験はありません。

f:id:dododotoh:20210225192706j:plain

秋葉原とつくばを結ぶ路線で、2005年に開業した新しい路線です。

f:id:dododotoh:20210225191700j:plain

つくばエクスプレス」は愛称で、正式な路線名称は「常磐新線」。首都圏における宅地供給、茨城県南・県西地域の開発整備、JR常磐線の混雑緩和などを目的に建設されました。

f:id:dododotoh:20210225190646j:plain

時速130kmに及ぶ高速運転を行う事で有名で、路線は全て地下、高架、掘割となっており、今回も実車ではあり得ない踏切等の表現がなされている箇所がありますので、先にお詫びを申し上げておきます。

f:id:dododotoh:20210225190535j:plain

また、私鉄では珍しく直流電化区間と交流電化区間が存在し、線内に交流/直流を切り替えるデッドセクションを設けていることも特徴です。

f:id:dododotoh:20210225192912j:plain

これは茨城県石岡市にある気象庁地磁気観測所での地磁気観測への影響を抑えるための措置で、JR常磐線も同様の理由で取手-藤代間にデッドセクションを設けています。

f:id:dododotoh:20210225193012j:plain

こういった理由で、秋葉原-つくば間の全線運行には交直流電車が必要となります。

f:id:dododotoh:20210225190106j:plain

しかし交直流電車は直流電車に比べ高価なため、秋葉原-守谷間の直流区間のみ走る車両と全線運転のできる交直流電車を分けて製造し、製造費の高騰を抑える措置がなされました。

f:id:dododotoh:20210225185845j:plain

今回ご紹介するTX-1000系は秋葉原から守谷までの直流区間のみを走行する車両です。

f:id:dododotoh:20210225193504j:plain

交直流車両はTX-2000系と呼ばれ、全く同じ意匠で運転席下の車番プレートの色の違い程度でしたが、増備された車両からは車体側面や運転席下に赤い帯を巻くようになり、TX-1000系と容易に判別ができるようになりました。

f:id:dododotoh:20210225192748j:plain

無塗装でライト穴だけ開いている前面形状デザインは、スカル感がありますが、前面の大きなV字形の窓等鋭角的なデザインが特徴的で、非常に印象に残ります。

f:id:dododotoh:20210225192532j:plain

高速運転を行う鉄道車両にふさわしいような感じで疾走感のあるお顔に見えます。

f:id:dododotoh:20210224210139j:plain

関西で見る機会があったのは、TX-1000系が川崎重工業の工場から土浦へ向けてJRの線路上を走らせて輸送する「甲種輸送」と呼ばれる時でした。

f:id:dododotoh:20210225192414j:plain

つくばエクスプレスの車両の甲種輸送では、珍しくJR貨物の牽引機がヘッドマークを掲げることで有名でした。

f:id:dododotoh:20210225192237j:plain

関東私鉄車両でありながら、他社線に乗り入れたりすることはなく、他社線と並走する機会も少ないようなので、残念ながら今回はつくばエクスプレス車両のみで撮影いたしました。f:id:dododotoh:20210225192133j:plain

一度も乗った事が無く、また高速運転を行う路線の特殊性から、地上区間や見晴らしの良い場所の画像がネット上にもほぼ無かったため、完全に妄想で表現をしてみましたがいかがだったでしょうか。

↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑

ご紹介順にたどりたい方はこちらから~百々怒涛のブログ~鉄道コム

rd.tetsudo.com