毎度当ブログを御贔屓いただきまして、誠にありがとうございます。
昨日は山梨と和歌山で大きな地震がありました。
皆様におかれましてはお怪我などございませんでしたでしょうか。
しかしながら「おみくろん」て何ですの。
ギリシャ文字のアルファベット順に名前がつくそうですが、次から次へとよくもまあ、と。
ようやく日常に近い生活ができるのかと思っていたところでしたので、本当にうんざりしています。
地震と合わせて大きな被害が出ないことを祈るばかりです。
本日ご紹介するBトレインショーティーは、不安のせいか少々顔色のすぐれないこちらの車両でございます。京阪電気鉄道 1900系 通勤色 冷房車 PiTaPa Train です。
京阪1900系のラッピング前の姿はこちらからもどうぞ。
1900系は元特急車両ですが、度重なる改造を施し、通勤車として活躍をしておりました。
この車両はご覧いただいた通りラッピング車となります。
PiTaPaとは関西私鉄が加盟する「スルッとKANSAI協議会」が発行する交通系ICカードです。
チャージ式でも使えますが、基本はクレジットカードに紐づいた後払いのカード、いわゆる『ポストペイ』と呼ばれる方式のカードです。
関西大手私鉄全社と大阪メトロ、バス関係もこれ一枚で大概のところは大丈夫なので、非常に便利なカードとなっております。
そのICカードのデザインをそのまま車体にあしらったラッピングとなっております。
実車においては、2004年の7月から、約二年弱、この姿運用されました。
この車両は一度Yahooブログ時代にもご紹介させて頂きました。
お顔の正面にPiTaPaカードのデザインをドーンと持ってきています。
その際にいただいた皆様からの反応は、私がこの車両を見たときに感じたのと同じく、実に微妙なモノでした。
この真っ正面の顔を見て『バカ殿様!』というコメントを頂き、言い得て妙だと感じました。
近年の鉄道車両は、ラッピングという名目でいろいろな配色のものが登場しています。
普段の制服とは違い、名作ラッピングと呼ばれるものから、珍ラッピングまで様々な衣装を着せられた姿が登場しています。
個人的にはこのPiTaPaラッピングは「珍ラッピング」のカテゴリーに属するとの見解です。
なかなかこういったラッピング車両は、Nゲージでは手を出しにくい代物です。
Bトレの良さは、こういったラッピング車両の導入のハードルが低くなります。ちなみにこのBトレはスルッとKANSAIから発売されており、PiTaPaの発行元と同じです。
カード運用開始が2004年、Bトレの発売は2006年。カード普及を後押ししたい発売元の何らかの意図や忖度を感じさせます。
京阪1900系 通勤色のPiTaPaトレインのBトレのご紹介でした。
歴史の証明として、こんな京阪1900系も居たんだね、と皆様の頭の片隅にでも残れば幸いです。
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