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コロナ第7波。猛烈な勢いで感染者が増えています。
私の周囲でも今まで見ないペースで増えていて、改めて感染力の強さを感じます。
皆様も感染対策には十分にお気を付けください。
本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。
西武鉄道 新101系 旧塗装 です。
「新」なのか「旧」なのかよくわからないネーミングになっています。西武の101系は製造時期によって旧101系と新101系に分かれています。
旧101系は山岳区間である秩父線乗入れ用に、高出力の電動機と抑速ブレーキを装備した車両として登場します。
秩父線対応との事なので、主に池袋線系統に投入されます。
その後西武鉄道では、駅間距離の短い新宿線用に、少しでも乗降時間の短縮を図るための4扉車2000系を投入します。
この2000系の増備が一段落した後、池袋線用の101系の増備が再開されますが、その際に足回りなどの性能はそのままに、車体のデザインが大きく変更されました。
その車両が今回ご紹介の「新」101系となります。
確かに旧の101系とは似て非なるデザインです。
大きく目を惹く特徴は、通常塗装の場合、正面窓周りが黒くなっているところでしょうか。
同時期に登場した国鉄201系のデザインが影響を与えているとの話がありますが、確かにこの黒い窓周りはちょっと似てるかもです。dododotoh.hatenablog.com
旧101系が正面窓の開口が大きく1つになっていたのに対し、新101系では2枚窓に分割されています。
真ん中のセンターピラーには黄色い塗色がなされたことで、鼻筋の通ったお顔立ちとなっています。
方向幕も一体モノから種別幕と行先幕に分割されました。
このお顔を見ていると、2000系と共に「ザ・西武」な感じがするのは、きっと昭和脳のせいだと思います。
そして、この「旧塗装」ですが、実際に新101系にこの窓周りがグレー塗装された旧塗装が適用されたのはほんのわずかな期間だけでした。
ほとんどの車両はレモンイエロー一色で活躍していたのですが、2009年に西武秩父線開業40周年として、多摩湖線や池袋線に所属する一部の新101系に復刻塗装としてこの旧塗装が再現されました。dododotoh.hatenablog.com
今、画像検索して上がってくるのはこの頃の画像がほとんどです。
そのお祭りもつかの間、2010年に旧101系が全廃になり、2012年には池袋線・新宿線といった本線系統からは姿を消してしまいました。
現在ではワンマン改造された車両が、西武鉄道内に7編成残存しています。
この新101系は地方鉄道への譲渡が盛んにおこなわれており、上信、流鉄、伊豆箱根、秩父、三岐、近江の各鉄道会社で現在も活躍中です。
関西から会いに行くなら近江鉄道かな。しばらくご無沙汰だった滋賀への訪問を、久々にしてみたくなりました。
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