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本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。京王電鉄 7000系 新塗装 です。これまで、井の頭線では採用されていたステンレス車体を、京王線系統で初めて採用した車両になります。お顔のデザインはどこか懐かしいデザインです。東武8000系(更新前)や西武4000系、近鉄8000系を想起させるようなライトの配置です。
1984年に登場し。1996年までに190両が投入されました。登場した当時は、赤帯一本のいでたちでしたが、後にブルーと赤の帯に変更されています。
その姿が今回ご紹介の7000系新塗装です。
京王では、本線系統に都営地下鉄乗り入れ対応車である6000系が大量に投入されていました。5000系と比べて車長の長い6000系は輸送力に優れ、優等列車に優先的に用いられていました。7000系は普通運用に用いられ、旧型車を置き換えていきました。7000系は6000系のンマイナーチェンジ車と位置付けられ、車長や搭載機器などは6000系と揃えられました。6000系との共通運用や、性能の統一によるダイヤ柔軟性の向上等を目論んだのではないでしょうか。サイドビューは昭和生まれのステンレス車らしく、波模様がついています。
この側面の波模様は、ステンレス板に強度を持たせるための工夫です。京王7000系においては、初期はコルゲート、後期はビードになっています。何それ?
コルゲートとは一枚の板を波状に折り曲げ強度を持たせたもの、ビードとは肉盛り、いわゆる補強用に厚みを増したものの違いがあります。
一説にはステンレス溶接の熱によるひずみを隠すため、との目的もあるようです。現在では普通運用のみならず、井の頭線以外の各路線で活躍しています。
しかしながら廃車が始まっている様で、安泰というわけにはいかななさそうです。関西では京王7000系よりも高齢車がまだまだ現役でいるのとは大きな違いです。どことなく昭和を感じさせる京王7000系。
新陳代謝の激しい関東で、昭和のフェロモンを振りまき続けて欲しい車両です。
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