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本日はこちらの車両のショーティーモデルをご紹介いたします。
国鉄 キハ10系 準急色 です。
キハ10系、という形式は実際には無いそうで、これまた非常にややこしいです。
同時期に製造された10番台の番号を与えられた気動車の一群を便宜的にひとくくりにした呼称だそうです。
この系列は国鉄にとってエポックメイキングな車両でした。
日本の鉄道車両で初めて「液体式変速機」を採用した車両がこのキハ10系です。
液体式変速機を搭載することで「統括制御」が行えるようになりました。
この辺のことはこちらにちらっと記載しております。
客車列車を置き換えるべく、日本の各地へ投入されました。
車内はセミクロスシートのような内装でしたが、車体幅が狭いため居住性が良いというわけではなかったようです。
いろんな塗色が存在したそうですが、今回は「準急色」です。
準急、いろんな鉄道会社で運行されています。
でも、現在のJRでは全く運用がなされていません。
でも国鉄にはあった「準急色」…なんか不思議な感じです。
準急、正しくは準急行。急行の一つ下のカテゴリーの種別という意味合いになります。
ガンダムシリーズにおける、ガンダムとジムの関係性のようなものでしょうか。
戦後の国鉄準急列車は、急行を補完する近距離の優等列車として各地に登場します。
優等列車「急行」として運行するには設備・車両に見劣りがするということで、急行とは違う料金体系が設けられました。
キハ10系も準急運用に用いられた実績があるようです。
名阪間を結ぶ「かすが」という準急で用いられたそうですが、どえらい長距離だなあ、と。
狭い車内では長距離しんどかろうに、と思ってしまいます。
キハ10系は普通車として製造されていましたので、急行として用いるにはやはり見劣りするので、準急、での運用が精いっぱいだったかなあ、と。
その準急運用も車体幅の大きなキハ55形へととってかわります。
両運転台車の重連での準急運用、というのは実際にはありえなかったのかもしれませんが、ショーティーの世界のみでの光景、という事でご笑納くだされば幸いです。
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