平素より当ブログをご贔屓下さいまして、感謝を申し上げます。
基本インドアな私、テレビはつまらなくなったと言いながらもまだよく見ている方だと思います。
そんな中、最近「なんじゃこりゃ」と思ったのが、火曜深夜に放送されているアニメ「パリピ孔明」。
超簡単に概要をご説明すると、三国志の超有名軍師「諸葛亮孔明」が、五丈原で亡くなったあと、何故か現代の東京渋谷に転生して、まだ駆け出しのシンガーソングライター「月見英子」の軍師となり、英子の夢を叶える、というトンデモ設定の物語。
しかし、これがヘンなのに何故か面白い。
三国志で孔明が使った計略が現代版にアレンジして登場したりして、三国志ファンも楽しめる作りになっています。
また、音楽がテーマの物語なので、肝心の音楽が人の心をつかまなければ全く成立しない話なのですが、そこもavexが制作に加わり、クオリティーと中毒性の高い曲の数々を放り込んできており、唸ってしまいます。
タイトルだけ見てそんなに期待していなかった分だけ、意表を突かれた感じでした。
気になられた方は見逃し配信など一度ご覧頂ければと思います。
閑話休題、気を取り直して本日はこちらの車両のＢトレインショーティーをご紹介いたします。
ＪＲ東日本 １１５系 新長野色 です。
１１５系は、直流電化されているエリアの近郊型車両として、国鉄時代の１９６３年に登場し、延べ１９００両以上が製造されました。
現在でも現役車が居るロングセラー車両と言えるかと思います。
１１３系との違いは、勾配区間での運用を想定した仕様となっていることでした。
また、１９６６年以降に登場したクモハ１１５の登場で、最低運用単位として3両1ユニットを組めることから、ローカル線の運用にも適していました。
その使い勝手の良さから、全国に配置されることになりました。
１１３系と違い、新陳代謝の激しい大都市圏の大量輸送用ではなかったことが、長命を保った秘訣かも知れません。
こういった背景から、広範囲に運用区間を持っていた１１５系ですが、ＪＲ化を迎えた際、国鉄からのイメージチェンジを図りたい各社は、独自色を纏った１１５系を数々登場させます。
その中で、長野・松本地区にも、旧型国電８０系の置き換えを目的に、１１５系新製車が投入されていましたが、ＪＲ化後これらの１１５系も独自色を纏うことになります。
はじめは隣の車両のような白地に緑のラインが入った塗装を施されていました。
しかし、１９９８年に開催を控えていた長野オリンピックのイメージアップのために、薄いグレー時にブルーとグリーンの彩色が施されたデザインに変更されました。
こちらが本日ご紹介する「新長野色」になります。
この塗色は、１６９系や１８９系の「あずさ」にも適用され、長野エリアのシンボルカラーとなりました。
ＪＲ東日本の管内としては比較的長命を保っていた長野地区の１１５系ですが、２１１系の転入や長野新幹線開通や北陸新幹線の延伸などで運用区間が縮小したことにより、廃車やしなの鉄道への転籍が進みました。
比較的最後まで長野エリアに残っていた１１５系は湘南色や横須賀色の復刻色を除けば、この新長野色で残っていたことになろうかと思います。
１１５系は長野エリアでは２０１５年に運用から撤退しました。
ＪＲ東日本の管内では新潟エリアに運用が残っていたのですが、今年3月に定期運用が終了してしまいました。
ＪＲ東日本管内では、これによって、１１５系は全て定期運用を離脱したことになるのでしょうか。
東日本エリアでの１１５系の活躍と貢献について、お疲れ様です、の意味を込めて新長野色のＢトレをご紹介させて頂きました。
しなの鉄道とＪＲ西日本に残る僚機の今しばらくの活躍にも期待したいと思います。
↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
ご紹介順にたどりたい方はこちらから～百々怒涛のブログ～鉄道コム
![115系物語 “無事是名車”山用近郊電車50年の記録 （キャンブックス） [ 福原俊一 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/9236/9784533099236.jpg?_ex=128x128 "115系物語 “無事是名車”山用近郊電車50年の記録 （キャンブックス） [ 福原俊一 ]")
