京阪神急行B支線

百々怒涛(どどどとー) と申します。関西モノを中心に色々なBトレを集めております。えげつない日常の中、密かな趣味と共に、細く短く生きてます。

国鉄 455/457系 交直流用急行形電車 一般色 シールドビーム 

いつも当ブログを御贔屓いただきまして、誠にありがとうございます。

世間はもうすぐクリスマスです。

子どもの頃は良い子にしているとプレゼントがもらえる素敵な日のはずでしたが、何故かお願いしたものと違うものがやってくる不思議な日でした。

そのうちに、恋人と過ごす定番の日に変わっていきますが、そのような充実した日々を過ごしていなかった身としては、ただひたすらにサンタを呪う一日になり、あの赤の衣装は私が噛んだ唇から出た血の色に見えました。

やがてそういうひねくれた感情も薄れ、現在では一年間良い子にしていた自分自身へのささやかなご褒美を授与する日に変わりました。

いつになったら本当のサンタさんはやってくるのでしょう。

本日ご紹介するBトレインショーティーは、赤い衣装に身を包み、目のあたりだけ肌が見えるサンタクロースに見えなくもないこちらの車両です。

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国鉄 455/457系 交直流両用急行形電車 一般色 シールドビーム です。

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日本の鉄道史における電化路線の直流/交流電源の採用には様々な紆余曲折がありました。

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一個に統一すりゃ何の問題もないのですが、それができない事情もいろいろあったそうです。

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ざっくりと説明すると、直流は車両に積む機械を小さくできる代わりに、送電時のロスが大きく、変電所などの地上設備をたくさん作らなければならない欠点があり、おおむね都会の短距離かつ運行密度の高い場所で多く採用されています。

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一方の交流は送電時のロスが少なく、大電力を遠くへ送ることが可能になり地上設備への投資が少なくて済む一方で、車両側で変圧器を積む必要があり、車両が重く高価になりがちなので、長距離運行、かつ運行密度があまり高くないエリアに採用されました。

(交流電化の技術開発が直流よりも後になった事など、もちろん上記の事情だけではありませんが…)

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また、日本において交流の周波数が東日本と西日本で50Hz/60Hzと異なるため、国鉄/JRの路線では直流/交流50Hz/交流60Hzの3電源が混在するようになりました。

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1957年に日本最初の交流電化が仙山線で行われると、北海道、東北、北関東の一部、北陸、九州に交流電化が広がりました。

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1958年、国鉄は並行カルダン駆動を用いた新性能急行形電車153系を登場させ、利用者から好評を博したこともあり、直流区間から交流区間をまたいで運行する急行電車に、153系をベースとした車両を充当することを企図します。

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そこで生まれたのが455/457系の前身となる451(50Hz用)/471(60Hz用)系となります。

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そこから電動機出力を上げ、勾配に対応するための抑速ブレーキを搭載したものが455(50Hz用)/475(60Hz用)系、そこから直流/交流50Hz/交流60Hz の3電源全てに対応できる車両が457系となります。

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直流区間と交流区間の両方を走る列車に用いられ、関西では北陸方面へ向かう急行列車「ゆのくに」「立山」等に充てられたそうです。

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Bトレでは中間グリーン車もラインナップされており、回送運転台も再現されています。

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湘南色とは違う落ち着いた色合いが好ましく映ります。

きっと北の雪原を駆けている時も、この赤い車体は良く映えたのだろうと思います。

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個人的にはこの配色の車両は見たことがありませんが、後に新北陸色となった車両に木ノ本米原間で乗ることができました。

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電車急行列車は、新幹線の登場や特急への移行など、華々しく活躍した期間は決して長くありませんでした。

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北陸エリアでは「くずりゅう」が1985年に廃止されたのを最後に急行運用を離脱、短編成化して「TOWNトレイン」の看板を掲げて普通運用に就いておりました。

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この455/457系列も、不遇を託った車両と言えるかもしれません。

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せめてBトレでは長編成を組んで、国鉄時代の急行列車華やかなりし頃を再現したくなります。

宜しければバックナンバーもこちらからご覧くださいませ。

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