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気候は随分と秋らしくなってまいりました。
時折歩く線路際の風景も、お彼岸を過ぎヒガンバナの隆盛が終わるとコスモスの花がきれいに咲くようになりました。
いいことの無かった2020年も後2か月ちょっとです。
良い時も悪い時も、同じように時は巡り、季節は移ろいます。
コスモスの花を眺めながら、コロナに染まった2020年も、咲いて、枯れて、新しい年を迎えられればと思わせてくれました。
本日は、箕面や嵐山といった秋の行楽にぴったりの景勝地を沿線に抱えるこちらの会社の車両のBトレインショーティーをご紹介したいと思います。
阪急電鉄 9000系 です。
2006年に登場した神宝線用の車両です。
外観上の特徴は、屋根上機器にカバーが施されているところで、屋根上がポッコリと出っ張ったように見えるところです。
正面から見るとお相撲さんの大銀杏のようなものがポッコリしているのがご覧いただけるかと思います。
9000系の特徴だった屋根上機器カバーですが、不評だったのか後継車種の1000系には採用されませんでしたので、9000系固有の特徴となってしまいました。
車体はアルミ合金製ですが、アルミ地を出さず阪急マルーンと言われる高級チョコレートの箱みたいな色に塗装されています。
Bトレでは表現できるものではありませんが、内装も木目調の合板に間接照明と高級感を感じる内装となっております。
阪急電鉄は関西大手私鉄の中でも群を抜いて「高級感」が漂う会社です。
沿線に多数の高級住宅街を抱える関係か、車両にもどことなくお上品な空気を感じます。
関東に例えるのは難しいですが、沿線の高級感では東急、かたくなに塗装車体を維持し続けるところは京急に似ているのかな?と。
阪急電鉄には大きく3路線があり、先ほど「神宝線」とまとめた神戸線、宝塚線と京都線を擁しています。
梅田駅を毎時0分・30分に3線同時に列車が発車する様は壮観です。
9000系は神宝線用で、京都線用には別途9300系が製造されています。
神宝線と京都線では車両の規格が違うため、このようなことが起こっているのですが、何故同じ会社内で、軌間も同じなのに車両規格が違うのでしょうか。
調べてみると両線の成り立ちには決定的な違いがあるのですが、そこそこのボリュームのある話ですので今回は割愛致します。
京都線の車両の方が相互乗り入れを行う大阪メトロ堺筋線と共通の幅広な規格になっており、京都線車両は神宝線には入線できなくなっています。
もし京都線車両が神宝線を走ったら、狭小で知られる中津駅や春日野道駅のホームは削れて無くなってしまうかもしれません。
Bトレで神宝線/京都線を(車体ナンバーだけですが)作り分けていると予算がいくらあっても足りなくなりそうです。
というわけで、これからも京都線車両と一緒にしれっと映り込んでいるかと思いますが、その時は生温かい目で見逃してやってください。 ↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
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