毎度当ブログをご訪問頂き、厚く御礼申し上げます。
最近遠のいていた音楽を久々に聴くようになりました。
いまのおすすめはベタですけど「Adoの歌ってみたアルバム」です。
Adoさん、歌い手としてすごいとは思っていましたが、これを聴いて「おそろしい子!」とうなるほどすごかったです。
基本はドスのきいたアルトヴォイスが魅力なのですが、このアルバムで本当に七色の声色を聴かせてくれます。
地声も鼻腔に響かせるような音色と鼻腔を通さず前に押し出すような音色で声色がまったっく変わります。
ファルセット(裏声)も同様で、抜きと押しで違う人みたいな音色が出てきます。
収録曲「愛して愛して愛して」や「神っぽいな」はぜひ聞いていただきたいです。何人もが歌っているかのような出来栄えで素晴らしいです。
そして「飾りじゃないのよ涙は」で昭和世代へのケアも忘れない心憎い選曲に脱帽(笑)。
- 価格: 2420 円
- 楽天で詳細を見る
お手に取られてみてはいかがでしょうか。
閑話休題、本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。JR西日本 14系客車200番台 リゾート&シュプール色 です。14系客車には、寝台客車のほかに、座席車が存在しました。12系客車という、波動輸送用の客車が存在し、修学旅行や団体専用列車などに用いられていました。12系登場時は、110km/時で走行可能で、冷房装置を備えた客車であったため、多客時の特急にも12系が使用されていました。
しかし、車内設備は急行型で固定クロスシートで特急料金を取ってるには難があり、評判は宜しくなかったそうです。そこで、特急車両並みの社内設備を持つ客車として登場したのが、この14系の座席車です。1972年に登場しました。300両を超える数が製造されました。やがてJR化を迎え、各社に振り分けられました。JR化時は、バブル期に当たります。当時は「私をスキーに連れてって」という映画がヒットする等、空前のスキーブームが起こっていました。道路網が今ほど整備されていなかった時代、スキーバスは渋滞との戦いを強いられます。そこで、国鉄/JRがスキー客にターゲットを絞った団体列車「シュプール号」を運行させます。鉄道なら渋滞しらず、ということで、行きは夜行運行され、翌日朝からスキーを楽しめるダイヤで設定されていました。最寄駅からのバス移動でゲレンデへ。当時結構人気を博したそうです。JR西日本は譲渡された14系座席車をもちいて、このシュプール号を運行させました。その「シュプール号」に用いるために改造されたのが今回ご紹介のBトレの車両になります。
塗色も大幅に変更され、ポップな感じになりました。1988年に改造され、登場しました。シートも簡易リクライニングから取り替えられ、座席を撤去して荷物スペースを設けるなど、用途に応じた改造がなされています。その後オハフ15形は展望室を設ける改造がなされますが、Bトレでは製品化されていません。シュプール号はもちろん冬季のみの運行でしたので、オフシーズンはムーンライト九州などにも用いられていたそうです。しかし、スキーブームは去り、列車は閑散期を迎えることになりました。また、高速道路網も整備され、乗り換えの必要な鉄道は敬遠されるようになりました。JR西日本では2005年にシュプール号の運行を終了しました。後を追うようにJR西日本の14系座席車は2009年に姿を消しました。バブル期を疾走した14系200番台リゾート&シュプール。その生きた時代をBトレと共に振り返るのも、悪くないかと思います。
↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
ご紹介順にたどりたい方はこちらから~百々怒涛のブログ~鉄道コム