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本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。JR東日本 185系 湘南色 です。185系は、JR東日本に残る唯一の国鉄型特急車両です。国鉄時代に開発され、117系と設計の共通点の多い兄弟車両になります。
そういわれてみるとお顔も良く似通っています。関西に投入された117系は近郊型車両として登場しましたが、関東に投入された185系は優等列車用に製造されました。関東と関西では周辺事情が異なり、私鉄の特別料金不要の特急のサービス攻勢に遭っていた関西では、同じく特別料金不要の新快速用に117系が用いられました。関東においては153系、165系が担っていた急行運用などを置き換える目的で185系が製造されました。登場時は普通運用も念頭にデッキ付きながら転換クロスシートの内装でした。0番台は白地に緑のストライプが入ったデザイン、耐寒設備を備えた200番台は白地緑の帯で登場しました。JR化後このデザインは、リニューアル工事を機に湘南ブロック塗装や、EXPRESS塗装へと変化を遂げていきます。
2010年、吾妻線を走る「特急草津」が運行開始から50周年を迎えた記念に、草津の運用に就いていた185系にリバイバル塗装が施されました。そのうちの一つが、今回ご紹介の湘南色のリバイバルです。おなじみのグリーンとオレンジのかぼちゃ色の塗装が、185系に施されています。正面のお顔の、おでこのところをクローズアップすると、センター分けのような塗り分けになっているので、恐らく湘南電車80系の塗装を模したものであろうかと思います。
特急車両が、特急車以外のリバイバル塗装を纏うのは、結構あるようでなかったりします。グリーン車には窓下に薄い緑色の帯を配しているところまで再現されています。2013年頃まで、この塗装が見られたそうです。185系の湘南色。本当にあったんだこんな色、という驚きもありながら、個人的には、似合わないと思ったけど、結構いけてるな、という感想です。
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