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黄砂が。
花粉が一段落したと思ったらまたコレ(笑)。かなんなあ。
本日は、黄砂のおさまりを期待しつつ、こちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。京成電鉄 3300形 ファイアーオレンジ です。
京成電鉄の「赤電」最後の形式になります。
赤電とは、京成独特の呼称で、都営地下鉄浅草線への乗り入れ対応車に採用された塗色です。
阪神の赤胴車を彷彿とさせるようなツートンカラーの色合いは、生まれ変わる京成を印象付けたことと思います。
以降3500形からはセミステンレス車体となり、ステンレス地に帯を巻くスタイルに代わり、赤電スタイルは途絶えます。
その後、1980年頃から、塗装工程の簡略化とコストカットの面から、塗色を単色化させていきます。
今のJR西日本の末期色、抹茶色に通ずるような発想が、この頃からあったのですね。
その時採用されたのがこのファイアーオレンジ一色の塗装です。
ファイアーオレンジって初めて聞く色の名前ですが、確かに燃えるような赤味の強いオレンジです。
こちらの方が、言葉の意味そのものの赤電に近いような気もします。
この塗装が施された当初の3300形は前面のデザイン含めて阪神の赤胴車そっくりです。
その後3700形が登場すると、このファイアーオレンジの塗色についても変更が検討され、薄いブルーグレーの様な地に赤と青の帯を巻くスタイルへと変更されました。
前面形状についてもリニューアルが施され、阪神電車のようなスタイルから、前面中央に大きくライトを配置するようなデザインに変更になりました。
関西人がこのお顔を見ると、大阪市営地下鉄30系を思い出します。
ながらくこのスタイルで運行されていたのですが、2009年に京成電鉄創立100周年記念で、3300形にリバイバル塗装が行われました。
青電塗装、赤電塗装が復刻される中、3312編成にはファイアーオレンジの塗装が再現されました。
このBトレはその姿を再現しています。
2013年にこのファイアーオレンジのリバイバル塗装の3300形は運用から外れ、引退しました。
3300形自体も、最後の編成が2015年に鬼籍に入り、赤電の流れを組む京成車両が姿を消しました。
燃えるような赤い色の3300形のBトレを眺めながら、いろんな制服を身にまとった赤電3300形の歴史を、今一度噛み締めたいと思います。
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