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本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。JR貨物 EF65形直流電気機関車 116号機 JR貨物試験色 です。
EF65形は、さまざまにマイナーチェンジを繰り返しながら、国鉄の歴史の中で最もたくさんの数が製造された電気機関車です。
平坦区間の貨物用に製造された0番台、旅客用・貨物用に改良がくわえられた500番台P形、F形、貫通扉がついた1000番台PF形などがあります。
もともとは旧型機を置き換えるべく登場したEF60形電気機関車が、牽引力を重視したために高速性能に劣るという欠点があり、高速化の妨げになっていました。
そこで登場したのがこのEF65形です。
暖地の平坦区間の貨物運用に充当されました。
この116号機は1969年に製造されました。
愛知県の稲沢に配置され、貨物運用の任に就いておりました。
国鉄がJR化を迎えると、JR貨物の所属となりました。
当時大赤字でイメージの悪かった国鉄からのイメージチェンジを図るためでしょうか、JR貨物は、所有する機関車に色んなお試し塗装変更を施していきます。
いわゆる「貨物試験色」と呼ばれるものです。
116号機もその対象となり、1987年に塗装変更が施されました。
その姿を再現したものが今回ご紹介のBトレです。
ブルーの車体の側面に黄色の大きな「JR」の文字。
全面にも警戒帯の様な黄色の塗色が施されました。
なかなか大胆なイメージチェンジです。
この試験塗装が、JR貨物標準色として採用されることはありませんでした。
4年後の1991年、鷹取で行われた全般検査(機関車の車検の様なもの)を受けた際、元の国鉄色に戻されたそうです。
116号機はその後活躍の場を岡山に移し、2010年に運用離脱をしたそうです。
JR化直後に咲いた徒花、116号機の試験塗装の姿をBトレ眺めつつ、個人の感想として※これは本採用にしなくてよかった、と思った次第です。
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