毎度当ブログを御贔屓いただきまして、誠にありがとうございます。
この週末もいろいろありまして、皆様のブログへのご訪問やコメント返信が遅れるかもしれません。何卒ご容赦の程、よろしくお願い申し上げます。
緊急事態宣言も明け、次週からは時短営業の解除となりそうで、ようやく日常に近い状態となりつつあるのかな、と。
とはいえ、第6波やインフルエンザの流行なども心配ですので、まだ羽目を外すには早そうです。
本日ご紹介するBトレインショーティーは、コロナ禍にぜひ『赤い雷撃』をぶちかましてほしいこちらの車両でございます。JR貨物 EF510形交直流電気機関車 0番台 量産型 RED-THUNDER です。
交流/直流という電源の事なる区間を、機関車を付け替えることなく運用することのできる機関車です。
こういった交流/直流区間を走破する機関車として、昭和の名機EF81形が決定版として長きにわたって使用されていました。
EF81形の登場は1968年。JR移行後もまだ500番台が製造されるなど本当に長きにわたって使用された機体となります。
後継機として1990年にようやくEF500形が試作されますが、6000kWもの高出力だったことで変電所の供給容量を超え、電圧降下などの問題を起こしたため、量産には至りませんでした。
同様の問題を起こしていた直流機EF200形の後継機として、EF210形が1996年に登場し、能力とコストをバランスさせた設計で一定の評価を得ておりました。
このEF210形の設計を基にして、交直流機として製造されたのが、このEF510形電気機関車です。
2002年に1号機が先行機として登場しますが、EF210形の設計を踏襲しているので完全な試作機ではないものの、試作機的意味合いを持っていました。
1号機の運用データなどを基に2003年から量産が開始されました。
量産機は1号機とは外観上も少しだけ異なり、車体側面に「RED-THUNDER」のロゴが入っており、Bトレでも作り分けがなされています。
登場時から日本海縦貫線に集中的に投入され、そこで貨物運用の任に就いていたEF81形を置きかえていきました。
一方、東日本エリアの交流機の取替、及び関門トンネル区間のEF81の後継機にはEF510形ではなく、8軸機のEH500形が投入されました。
その影響でEF510形はEF81形ほどの大所帯にはなり得なかったようです。
2016年にEF81形は日本海縦貫貨物の定期運用から離脱し、完全にEF510形への置き換えが完了しました。
現在ではJR東日本でカシオペア・北斗星牽引を行っていた500番台もJR貨物に移籍、0番台と共に貨物運用に就いています。
関西でも見ることのできる「赤い電気機関車」で、偶然見ることができるとテンションが上がります。
「赤雷さま」の愛称で親しまれるEF510形電気機関車「RED-THUNDER」。
昭和の名機EF81の名に恥じない後継機として、今後も活躍してくれることと思います。
↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
ご紹介順にたどりたい方はこちらから~百々怒涛のブログ~鉄道コム