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プロ野球はクライマックスシリーズが決着しましたが、大きな話題は日本ハムの「BIG BOSS」こと新庄剛志新監督がさらっています。
一挙手一投足が記事になるところは、やはり華がありますね。
指導者としての実力は未知数ですが、根性論とかを唱えない独特なコミュニケーションの取り方には、一世代前の監督像と全く違う雰囲気を感じます。
行く末が非常に楽しみな球団になりそうです。
本日のご紹介は BIG BOSS のような派手さは無いですが、縁の下で私たちの生活を支えてくれているこちらの車両のBトレインショーティーでございます。JR貨物 タキ1000形 ブルー です。原則、関西ではタンク車を見ることはありません。大昔には滋賀県の守山駅に止まっている黒いタンク車を見ることはありましたが、今はそれも過去の事のようです。一方、関東へ行くと見かけることが多いです。京浜東北線の車窓から大量のタンク車を見たことがあります。このタキ1000形はタンク車の中では、最も新しい車種になります。新しいといっても1993年登場、そこそこの年数は経過しております。特徴はフレームを排してタンクの容量を最大限に確保する構造となっていることです。大昔のタンク車は、板の上に横倒しの円筒が乗っかっているような構造になっていました。積載量を上げるためにはタンクを大きくしたいのですが、トンネル等を通るため車両を大きくするのには限界が設けられています。
その制約の中で、目いっぱい積載容量を上げたい、との発想から、1世代前のタキ430000形からはタンクを平板の上に乗せるような構造から、タンクそのものに台車を直付けするような構造が採用されます。タキ1000形では、タキ43000形では運用の最高速度が75km/hだったものを、95km/hに改良され、より高速での運用が可能になりました。
その上でタキ43000形より2トン積載量を増やしています。1993年登場ですが、石油輸送のタンク車の以降の新形式は登場しておりません。まさに石油類搬送タンク車の決定版ともいえる形式です。タキ1000形には2色あり、所有する会社によって色分けがされています。このブルーのタキは「日本オイルターミナル」所属車になります。同社ではこのタキ1000形のみで編成された高速タンク列車を「スーパーオイルエクスプレス」と呼んでいるそうです。運用では他形式のコンテナ等との混結もあるのかもしれませんが、やはり青一色のタンクが並んで連なる姿は壮観です。主に千葉や川崎・四日市等、臨海部の製油所から、内陸部の宇都宮・高崎・松本・郡山等にガソリンを運ぶ任に就いています。まさに「走るパイプライン」。これからも日本の生活を支える重要なインフラとして、活躍を続けて欲しい車両です。
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