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先週はお休みをしてしまい申し訳ございませんでした。
何とか1記事分は撮れましたので、本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。京浜急行電鉄 1000形(初代) 創立110周年記念ラッピング 1309編成 「ありがとうギャラリー号」です。
京急の初代1000形は、約20年近くにわたり、350両以上が製造された名車中の名車です。
都営地下鉄乗り入れにも対応車しており、快特から普通列車まで、汎用的に用いられました。
製造が長期にわたったため、マイナーチェンジされた色んなものが存在します。
これは現在の1000形(2代)でも同じような現象が起こっており、京急のフラグシップ機として1000形の名跡を継いでいます。
余談ですが、鉄道友の会が毎年優れた車両を表彰する「ブルーリボン賞」の今年の受賞は、京急1000形(2代)の1890番台が受賞しました。
すでに登場している車両のマイナーチェンジ車が受領することは、今までなかったのではないでしょうか。
愛称は「Le Ciel(ル シエル)」で、BトレYouTuberの「風の谷のさてう」さんが命名者となっていることはこの界隈では有名なお話です。
閑話休題、今回のご紹介は、いつもの京急カラーから大きく外れた車両となっています。
いつもの京急レッドよりも明るめなオレンジ色と黄色の派手な装いとなっています。
こちらの車両は、2008年の京急創立110周年を記念して、特殊ラッピングを行った車両となっています。
この車両は昭和20年代の京急車両塗装を再現した車両だそうで、「ありがとうギャラリー号」の愛称がついていました。
戦後昭和の京急はこのようなポップな色合いの車両だったのですね。知りませんでした。
後に譲渡される高松琴平電鉄での塗装よりも派手に見えます。
アルミ/ステンレス無塗装化or塗装簡略化がデフォルトとなりつつある現代で、塗装車体にこだわっているのが東の京急、西の阪急だと思っています。
西の阪急は、一貫してマルーンを用いていますが、京急にはこのような塗装変遷があったことは興味深いです。
この車両ともう一つ、大正・昭和初期の塗装を再現した「歴史ギャラリー号」も存在しました。
こちらもBトレ化されていますが、大部分をステッカーで表現したために、ステッカー貼りの難易度が高く、中古品で美麗なモノを見たことがないので未入手です。
この「ありがとうギャラリー号」は、通常運行以外にも、各種イベント列車に用いられたそうです。
真っ赤でない京急1000形(初代)の姿もまた一興、このBトレがそんな感情を思い起こさせてくれます。
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