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今週は「即位礼正殿の儀」が行われたことが大きな話題となりましたが、個人的には芸備線が1年3か月ぶりに全線で運転を再開したことが大きなニュースでした。
西日本豪雨で橋梁が流された区間の復旧がようやく終わったことで実現したのですが、1年3か月という長さが鉄道インフラ修復の大変さを物語っています。
東日本各所の不通区間も、一日も早く復旧することを願いつつ、本日はこちらのBトレインショーティーをご紹介致します。
国鉄近郊型電車の祖である交直流401系の直流版として登場した111系のパワーアップ版として1962年に登場しました。
首都圏、名古屋圏、関西圏などの近郊輸送に広く用いられ、国鉄101系・103系と並んで、最も国鉄らしい車両と言えるかもしれません。
そのもっともオーソドックスな姿がこの湘南色を纏った姿と言えるでしょう。
片側3扉で、セミクロスシートという扉部分だけロングシートであとはクロスシートという急行型と通勤型の良いところを併せ持ったような車両で、通勤輸送と長距離輸送の両方に対応できる万能車、と言ったところでしょうか。
湘南色、と呼ばれる塗色なのですが、この歌舞伎の幕みたいな色のどこに湘南っぽさを感じたのかはわかりません。湘南地区を走る車両が歴代纏った配色なのかもしれません。
115系は正面下半分の緑色塗装がは貫通扉手前までまっすぐ続いているのに対して、113系は斜めに塗装されていて、容易に見分けることができました。
この湘南色の113系は、関西では東海道線の快速列車として長きにわたり活躍しておりました。
広い線区で、長期間活躍したことから、どんな車両とも相性の良い、非常に使い勝手の良い車両です。
JR西日本管内では、延命化工事を行った車両がまだ現役を続けておりますが、保守費低減を目的とした単色の「地域色」に変更されており、115系に一部湘南色が残るのみで、113系の湘南色にお目にかかることはありません。
今はもう会えなくなった113系湘南色。
Bトレでその湘南色の姿を眺めつつ、今一度113系が縦横無尽に駆け巡っていた頃を、もう一度夢想してみたいと思います。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
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