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本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。国鉄/JR東日本 EF81形交直流電気機関車 北斗星色 です。
JR在来線の鉄道の電化方式は3つの方式に分かれています。
一つは直流電化。首都圏や大都市近郊において、ほぼ採用をされています。
もう一方は交流電化で、2万ボルトの交流電源による電化ですが、東日本と西日本で周波数が違うため、交流60Hz、交流50Hzの2種に分かれます。
この電源の異なる区間をまたぐ貨物列車や客車列車においては、機関車の付け替えという作業が発生し、人手がかかったりダイヤ上の制約になったりしていました。
そういった事情から、電源の種類によらず一気通貫で運用できる機関車のニーズが生まれ、そのためにはこの3電源の全てに対応する必要が有りました。
そうして生まれたのがこのEF81形電気機関車です。
日本海縦貫線の貨物列車や、長距離を走る寝台特急などで運用され、非常に重宝された機体です。
寝台列車の運用に就くEF81形の中には、専用の塗装を纏うものもあらわれました。
カシオペアの専用色やトワイライトエクスプレス専用色等があり、個性的ないでたちで私たちを楽しませてくれました。
今回のご紹介は「北斗星色」です。
読んで字のごとく寝台特急「北斗星」に用いられたEF81形電気機関車が纏った塗色です。
「北斗星」は青函トンネル開通1988年に、東京-北海道を乗り換えなしに移動できる列車として登場しました。
その登場時から上野-青森間の牽引をEF81形電気機関車が担当しました。
北斗星での運用を行うために、東北本線黒磯駅構内の直流-交流を切り替えるためのデッドセクションと呼ばれるエリアを、無停車で交直流切替をするための列車選別装置や電動機の整備などを行った車両に、専用機の証である流星マークが車体側面に描かれました。
Bトレでも、このマークが誇らしげに見えます。
ブルートレインを牽引する真っ赤なボディーに流星マークのいでたち、かっこいいです。
後にその役目をEF510-500番台に禅譲します。
このEF510にも北斗星の魂、流星マークも引き継がれました。
しかし、最後のブルートレイン、北斗星にも終焉の時がやってきます。
青函トンネルが北海道新幹線に用いられることになり、電圧の違う在来線の機関車が入れなくなる事が決定します。
2016年の新幹線開通の一年前に、北斗星は定期運航を終了し、長きにっ渡って寝台特急の代名詞となったブルートレインもその歴史に幕を閉じました。
牽引専用機だったEF510-500はお役御免となり、JR貨物に移籍、北斗星の魂の流星マークは消えてしまいました。
前任の北斗星牽引のEF81はJR東日本に残りましたが、北斗星の魂、流星マークがまだ残っているそうです。
最期のブルートレイン北斗星の魂を、このBトレの流星マークからも感じていただけるでしょうか。
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