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今回はBトレインショーティーのご紹介としては200記事目に当たります。
特別なもの、といっても激レア物件は所有しておりませんし、多忙で撮影も進んでいないので、本日はこちらの車両のBトレインショーティーのご紹介で皆さんのご機嫌を伺いたいと思います。国鉄/JR東日本 EF58形直流電気機関車 61号機 お召仕様 です。EF58形は言わずと知れた昭和の名機です。主に旅客運用に用いられ、その流麗なデザインと、高い高速性能から、長く旅客運用に用いられました。その説明については、他に譲らせて頂きます。
この車両は172両製造されたEF58形電気機関車の中でも、「お召し専用機」と呼ばれる特別な車両でした。お召し列車、とは最近聞かなくなった言葉です。天皇陛下をはじめとする皇族の移動を担う列車。端的に説明するとこうなります。近年では、特別ダイヤを組むことで国民に負担を強いることを好まれない皇族の方の意向で、一般の列車での行幸を行われることがほとんどなので運行された実績を聴いたことがありません。現代でも、お召列車として用いられることを目的に製造された、E655系「なごみ」があります。一昔前は、クロ157-1が183系や185系に挟み込まれるようにして運用されていました。
また「一号編成」と呼ばれる客車編成もありました。皇族の方をお乗せする御料車と供奉車と呼ばれる車両4両の5両編成で用いられます。この「一号編成」を牽引することを目的として作られたのが、このお召専用機 EF58形61号機です。60号機と共にお召専用機の任に就いておりました。
汎用機と違いは色々あるようですが、外観上でわかりやすいのは、つやのある塗装と、通常は前面部だけにしかない飾り帯が外周を一周しているところです。前述の通り、お召運行がほぼ行われなくなってきて、60号機がお召専用機からの指定解除されたのちも、61号機が本務機として残りました。その後、本来のお召列車牽引の機会は無くなりましたが、団体列車の牽引などに用いられ、2008年に現役を退きました。
現在は鉄道博物館に展示されていますが、車籍は有しており、現在でもJR東日本所属の車両であり続けています。200記事目の特別なご紹介、となりましたでしょうか。お目汚し失礼いたしました。
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