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本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。JR貨物 EF66形電気機関車 0番台 旧更新色 ブルー2色塗装 です。EF66-0番台といえば、国鉄型機関車の雄というべき車両でした。登場時の時代背景からすると、非常に斬新なデザインで、とても人気の高い機関車だったと言えます。
今見てもかっこいいもんなあ。高速道路網が整備され、苦境に追い込まれた貨物輸送において、トラック輸送に対抗すべく高速化を狙った大出力機として、1966年に試作1号機が作られました。貫通扉を設けない、ということは重連を想定しないということで、パワーへの自信がみなぎったお顔立ちとなっています。鋭角的なデザインは、先ほども言いましたが一周回って今の時代でも通用しそうな素晴らしいデザインだと思います。さて、このEF66-0番台も、国鉄分割民営化の波に飲まれます。ブルートレイン牽引のためJR西日本に継承された車両もありましたが、大半がJR貨物に継承されました。JR化後、JR各社は国鉄時代からのイメージチェンジを模索します。新車両を導入するのが一番早いのですが、赤字体質だった国鉄を引き継いでいるため、なかなかそうもいきません。で、手っ取り早くイメージを変更するために、既存の車両の塗装を変更しにかかります。非常に素晴らしい塗装もあるにはありましたが、中には「迷走」ととれるものもありました。
EF66-20号機に施された貨物試験塗装と呼ばれるものがありましたが、正直な感想を言えば、凝れば定着しなくてよかった、と(笑)。そういう中で、JR貨物は経年した機関車の長寿命化を図るために、延命工事を施します。延命工事を完了した機体に施されたのがこの、JR貨物旧更新色と呼ばれる塗装です。
Bトレの製品としては、ルーバーのところが少し濃いめのブルー(グレー?)に塗装されている製品のご紹介です。こちらは2006年発売のコンテナ車とセットで販売されたもので、2011年にベストリピートパート12で再版されたときは、実写に近い塗装に変更されています。更新色は、後年国鉄色に近い色合いに戻されています。
このJR貨物のオリジナル塗装は、現在EF66-100番台で見ることができますが、0番台は比較的早くに姿を消してしまいします。新更新色の30号機と国鉄時代の姿に近い塗装を復刻した27号機が最後まで現役を続けました。国鉄色の方が似合う、ことは間違いないのですが、今となってはそこそこいいんじゃね、程度には思える旧更新色をBトレで眺めるのも、まんざら悪くないと思います。
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