平素より当ブログをご贔屓下さいまして、感謝を申し上げます。
本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。
JR東日本 EF510形電気機関車 500番台 カシオペア色 です。
シルバーのボディがとてもかっこいいです。
EF510形は、直流・交流50Hz・交流60Hzの3電源に対応した機関車です。
日本海縦貫線や常磐線などで活躍していた、同じく3電源対応のEF81形の後継機として2002年に開発されました。
EF81形電気機関車は1968年から活躍していますので、ずいぶんと間が空いたことになります。
まずは貨物用の0番台が製造されます。
日本海縦貫線にいたEF81形を置き換えていきました。
そうしているうちにJR東日本が運行する寝台列車「北斗星」「カシオペア」の牽引機EF81にも後継機が必要となってきます。
そこで登場したのが、EF510-500番台です。
15機が製造されました。
そのうち509、510の2機が、カシオペア用E26系客車の塗色に寄せて、シルバーに塗装されます。
それが今回ご紹介のBトレに当たります。
当初はカシオペア専用塗装のEF81が受湯されていましたが、その運用を置き換えます。
まるで最初から客車とセットでデザインされていたかのような一体感があります。
またサイドに描かれた流星マークが特別感を演出し、どことなく誇らしげです。
EF510形は先に登場している直流電気機関車EF210形の基本設計を踏襲しています。
そういうこともあってか、お顔はEF210形にそっくりですが、おでこにヘッドライトを設けているところが変化点になります。
なんだか仮面ヒーロー然としたお顔立ちです。
E26系客車との組み合わせは本当に美しいですね。
しかし、2015年に北斗星が、2016年にはカシオペアの運行が終了してしまいます。
JR東日本での運用機会を失ったEF510-500番台は、全15機がJR貨物へと売却されます。
シンボルだった流星マークは消え、現在ではシルバー塗装のまま貨物運用に当たっています。
いまでも現役ですが、やはりE26系との一体感のある「編成美」がみられるのは、もう模型の世界だけになったのは寂しい限りです。
本年も休みがちのこのような駄ブログにお付き合いいただきありがとうございました。
来年も何とか細々と続けていければ良いなあと思っておりますので、変わらずご贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。
ではよいお年をお迎えくださいませ♪
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