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安倍元首相が亡くなりました。
いくら主義主張が違っても、たとえ相手が誰であろうと、殺害して口を封じるような行いは断固として許してはいけない事だと思います。
安倍晋三さんのご冥福をお祈り申し上げます。
本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。京阪電気鉄道 2600系 (0番台) 旧塗装 です。
このBトレは初期の製品のようで、上半分の淡緑色が実車よりかなり明るめですが、この南海7000系と見紛うような京阪電車の旧塗装を見ると懐かしさがこみ上げます。
京阪2600系は、この外観をご覧頂いてもお分かりいただける通り。かなり古い車両となります。
京阪の恐ろしいところはこの外観の2600系が、京阪新塗装を纏ってまだ現役で走っていることです。
登場は1978年ですので、おおむね44年経過。1969年登場の2400系や1964年登場の2200系がまだ現役の京阪においてはまだまだ「ヒヨッコ」の部類です。dododotoh.hatenablog.com
この「古さ」を感じる原因は、恐らくこの標識灯の形状なのではないでしょうか。
人呼んで「ガイコツテール」。写真では確認しづらいかもしれませんが言い得て妙か思います。
こういった形状のライトケースは、昔の鉄道車両の写真を見るとよく出てきます。
昨年引退した高松琴平電鉄の120号等にも同じような形状のライトがついています。
1978年といえば、もうこのようなライト形状は一般的ではなかったと思うのですが…。
よくよく調べてみると、この2600系は、元2000系の車体流用車だったことが判明して合点がいきました。
2000系といえば、関西私鉄の高加減速車開発競争のさなか、1957年登場の近鉄「ラビットカー」、1958年登場の阪神「ジェットカー」に次いで、1959年に登場した「スーパーカー」と呼ばれた車両です。dododotoh.hatenablog.com
しかし、とことんまで車両を使い切るのが信条の京阪電鉄において、何故登場から20年もたたずに車体のみを残して廃形式となったのか…。
京阪電鉄は1983年12月、当時の大手私鉄の中で最後に架線電圧の昇圧を行いました。輸送力増強や全車冷房化等のためには、従前の直流600Vから1500Vへの昇圧が必要となり、その準備のために1969年の昇圧決定から車両の複電圧化等を進めていきます。
昇圧決定前に登場した2000系は、高加減速性能のために設けられた「分巻界磁制御による電力回生制動」という、私にはよくわからない制御方式が、構造上昇圧対応が難しいため、昇圧対応改造の対象から外れてしまいます。
でも、まだ新しいから使えるもんは使てまえ~、という関西ノリなのかのどうかは定かではありませんが、2000系の車体を用いて再登場したのがこの2600系です。
車体だけで言えば登場から60年超の年数を誇ります。
南海6000系の様なステンレス車での長寿はまだわかりますが、保存車でもない鋼製車体でこの年数。恐ろしいです。
今回は旧塗装車のご紹介で、2000系の面影が垣間見える姿だったかと思いますが、いつの日かこの車体が、現在の京阪新塗装に改められたカオスな姿をBトレでご紹介できれば、と思っております。
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