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各地で雪の舞う寒い陽気となっております。
この陽気と合わせて、新型コロナのオミクロン株が急速に拡大していることもあり、また巣ごもりに戻ってしまいそう…。
緊急事態やまん防等の無い期間は短かったなあ、と思いつつ、本日の陽気に合わせた寒色を纏い、各地で活躍したこちらの車両のBトレインショーティーに悪疫退散の願いを乗せてご紹介したいと思います。国鉄 103系 初期 スカイブルー 非ATC 単灯 通風孔あり です。
国鉄型と言えばこのお顔を思い浮かべられる方も多いかと思います。
このBトレは初期タイプを再現しており、正面窓が大きく取られ、ライトは1灯で非冷房タイプとなっています。
また、お顔の下部中央に通風孔が設けられ、冷房がなかった時代、夏場に外気が取り入れられ、運転士さんの快適性を維持できるようになっていました。
しかしながらこの通風孔、蓋ができるような構造だったらしいのですが、冬場にも隙間風がドバドバ入る代物だったそうで、後にふさがれるようになってしまいました。
大量生産を想定してなのか、飾りはなく必要なモノを必要最低限取り付けただけの超シンプルなデザインが採られました。
また、方向板の表記で線区を分けるのではなく、車両そのものを色分けすることで線区を表し、誤乗防止を図る、といった試みも初めて採用されています。
103系が纏った基本5色(カナリアイエロー、オレンジバーミリオン、スカイブルー、うぐいす、エメラルドグリーン)の中でも、このスカイブルーは最も広い地域で見られたのではないでしょうか。
首都圏では京浜東北線、京葉線、根岸線等。
東北では仙石線。
中部では中央西線。
関西では東海道緩行線、阪和線で用いられました。
Bトレコレクションとしても、細かいことを言えば各線区において非冷房で活躍したのが何時頃か?等の考証が必要なのかもしれませんが、フォーカスをぼかして見れば幅広い層の車両と合わせることができ、非常に使い勝手の良い車両と言えるかもしれません。
今回の記事でも、考証は甘々なので、どうぞ広い心でご覧いただければ幸いです。
103系は高運転台車や地下鉄乗り入れ対応の各枝番系列を含めれば3000両以上が製造されました。
系列を統一し大量生産することで、保守の簡素化を図ると共に、各地に投入され吊掛駆動の旧型国電を淘汰していきました。
当時の鉄道ファンからは、味のある戦時設計の国電を置きかえるにっくき敵だったのかもしれません。
昭和・平成を生き抜き、令和の世になってもまだ現役車がいる怪物車両ですが、もうこの登場時の面影を見ることはできません。
昭和の鉄道風景の薫りを運んできてくれそうな103系スカイブルー初期車。
国鉄時代を懐かしむのに最適な車両かと思いますので、各ご家庭に1編成は導入されることをお勧めいたします。
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