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名古屋鉄道 モ570形 旧塗装 です。
先にお詫び申し上げておきますが、実車はZ型パンタグラフという布団たたきを折り曲げたような形のパンタグラフを取り付けておりましたが、このBトレはパンタ紛失状態で中古入手したため、鉄コレから外したパンタを代用で取りつけております。実車と印象が異なることは何卒ご容赦くださいませ。
その昔、岐阜市内において、名鉄が路面電車を運用していました。
岐阜市内線(本線(別名:長良線)・忠節支線)、美濃町線等、国鉄/JR岐阜駅、名鉄新岐阜駅を起点に北方面、東西方面に路線を張り、岐阜市民の足として親しまれていました。
このモ570形は岐阜市内線・美濃町線用として1950年に登場した車両です。
戦後に大量増備された東京都電6000形の流れをくむ車両の一つで、同じく都電6000形をベースとした車両には土佐電気鉄道200形があり、こちらは現在でも現役で運用されています。
名鉄と言えば目にもまぶしいスカーレット一色の印象が強いですが、この旧塗装は存じ上げませんでした。
後にスカーレット一色へ変更されましたが、この旧塗装もレトロ感を感じることができ、なかなか良い感じだと思います。
時代を経て、モータリゼーションが進み、交通渋滞が常態化したこともあり、岐阜市内線をはじめとする区間は2005年にその幕を閉じてしまいました。
このモ570形は新製された5両の内3両は、60年以上岐阜市民の足として働き続け、最期は岐阜市内線の廃止と運命を共にしました。
レトロな雰囲気を醸し出す名鉄モ570形旧塗装。
今一度岐阜市内を路面電車が走っていた頃に思いを馳せてみたいと思います。
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