京阪神急行B支線

百々怒涛(どどどとー) と申します。関西モノを中心に色々なBトレを集めております。えげつない日常の中、密かな趣味と共に、細く短く生きてます。

北陸鉄道 8900系

いつも当ブログをご贔屓頂きましてありがとうございます。

先日東京メトロ日比谷線の03系の内4両が、熊本電気鉄道に続いてとある地方鉄道へ譲渡するべく、甲種輸送と呼ばれるJR貨物による機関車牽引での輸送が行われたそうです。

EH200「ブルーサンダー」、EH510「レッドサンダー」に牽引される姿を皆様のブログでも拝見いたしました。

東京メトロ03系は、先日ご紹介の東京急行電鉄1000系と同様、日比谷線に入線する規格、18mに合わせて製造されたため、今後、手ごろな18m中型車の中古車を狙う地方鉄道への譲渡が多々行われるのでは?と推測されています。

本日ご紹介したいBトレインショーティーは、今回の東京メトロ03系の甲種輸送先で、現在活躍するこちらの車両でございます。

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北陸鉄道 8900系 です。

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まず、関西人としては、北陸鉄道とは何ぞや、という所からでしょうか。

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石川県金沢市にある私鉄で、浅野川線石川線という2路線を運営しています。

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かつては石川県内にかなりの路線を持っていたそうですが、もともと戦時下で石川県内の鉄道をひとまとめにしてできたのが北陸鉄道だったそうです。

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それゆえに路線が全部は繋がっておらず、各地に点在し、不採算路線は次々と廃線に、一度は鉄道路線すべての廃止提案もあったとの事。

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そういう紆余曲折を経て今に残る路線のうち、浅野川線と呼ばれる北鉄金沢駅から海に向かって伸びる路線で活躍するのがこの8900系です。

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鉄道好きの方ならばご覧になって分かるかと思いますが、この車両は元京王3000系を譲り受け、金沢において第二の生を受けた姿になります。

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広義には北陸鉄道8000系というそうですが、種車によって外見が異なる2種に分類されます。

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片開戸・裾絞りの無いものを8800系、両開き戸・裾絞りのあるものを8900系と呼ぶそうです。

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元々は旧車天国だった北陸鉄道ですが、都市計画の為北鉄金沢駅が地下化されることになることが決まると状況は一変します。

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地下化に際し、車両の火災対策、不燃・難燃化が必要なり、今までの半鋼製の旧車ではその対応ができなくなりました。

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対応を迫られた北陸鉄道は、基準に合致する中古車の導入を志向、その目にかなったのが京王3000系だったという事だそうです。

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現在では浅野川線の全ての車両が8800、8900系に置き換わっています。2両編成で加賀路をゆく姿はどことなくかわいらしさを感じます。

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パノラミックウインドウ化する前の姿を残してくれているのもうれしい限りです。しかしながら北陸鉄道浅野川線への東京メトロ03系の譲渡が進もうとしている今、この姿は風前の灯ともいえる危うさとなってしまいました。f:id:dododotoh:20190711211657j:plain
全国に多数いる元京王3000系一家のひとつ、北陸鉄道8900系のBトレを眺めながら、カウントダウンの始まってしまった石川での活躍の姿を、何とか一目見ておきたいと心に誓う日々でございます。

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