いつも当ブログをご贔屓頂きましてありがとうございます。
みなさま、オレオパンダってご存知でしょうか。
よくお菓子売り場で目にするあの「オレオ」の宣伝用キャラクターなんですが、百聞は一見に如かず、とりあえず見て頂きたく。
もうパンダそのものなんです。
これが唐突に街に現れるもんですからみんなびっくりしていました。
もう人が襲われているようにしか見えません。(※一部画像を加工しています)
道頓堀の戎橋のところで遭遇しましたが、道頓堀を往来する観光船のお客さんが驚いてバシャバシャ写真撮ってました。
いろんな方のツイッターにその画像や動画が上がっていますので、一遍見てみてください。ただただリアルで驚きます。
閑話休題、冒頭のマクラと何の関連性もありませんが、本日ご紹介したいBトレインショーティーはこちらでございます。
阪急電鉄 6300系 です。
阪急京都線の特急用車両として1975年に登場しました。
阪急電鉄はブランドイメージを大切にする会社で、ほかの関西大手私鉄が車両のイメージカラーを従前より大きく変更させているのに対し、かたくなにマルーン一色を守り通しています。
前面形状や車内の内装等も大きな変更は少なく、「慎重居士」いわゆる保守的な社風ともいえます。
この慎重さこそが阪急の「高級感」ブランドイメージを形作っていると感じます。
そんな中、この6300系はチャレンジングな車両であると言えます。
前面形状は2200系を踏襲しましたが、標識灯周りをステンレスの飾り帯を巻き、屋根上部をアイボリーで塗装する等、他の車両とは一線を画した外観となりました。
車長自体も2扉転換クロスシートと2800系の仕様を踏襲していますが、扉位置を車端部に配置し、デッキ付き車両と見まごうばかりの外観です。
この車両の誕生の裏には京阪間の国鉄/京阪/阪急の旅客サービス戦争がある、と私は勝手に思っております。
京阪の名車3000系テレビカーの登場が1971年、国鉄のブルーライナーと呼ばれた153系の新快速投入が1972年、阪急は1964年に2800系2扉転換クロス車を京都線特急に投入していましたが、予備車がなく2300系ロングシート車の併用が続き、特急専用車両の増備に迫られていました。
2800系を増備するくらいなら、いっそ新しい車両を、との思い切りも阪急にとっては異例のエピソードかと思います。
6300系は1976年にブルーリボン賞を受賞しております。阪急電鉄の受賞は後にも先にもこの6300系のみとなっています。
現在では短編成化し主戦場を嵐山線に変えておりますが、今でも元気な姿を見られるのはうれしいことです。
他の阪急車と一線を画する威容を誇った6300系。
伝統とブランドを守る阪急の「冒険心」をこの姿の中に見た気がします。
↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
ご紹介順にたどりたい方はこちらから~百々怒涛のブログ~鉄道コム

- 価格: 201 円
- 楽天で詳細を見る