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何だか世の中の話題が新型コロナウイルスの事ばかりで、気が滅入ってしまいます。
経済的な打撃もさることながら、世界的には蔓延の終息が見いだせない深刻な状況なことは変わらないのですが、本日は敢えて他の話題を。
先日、のっぴきならない用事で大阪駅へ。到着する車中で妙な物体を発見。
急いで行ってみるとホームの端にこんなものが。
キハ120形、高山色でしょうか、耳の早い方々により既に人だかりができていました。
到着したホームとは別のホームのしかも最先端に停車していたので、息せき切らせて何とか間に合ったのですが、さて、前に回って牽引機のお顔を、と思った瞬間。
あ”ぁ”あ”ぁ”~。間に合わず出発してしまいました…。
後ろを先に撮るんじゃなかった…。
撮り鉄ではないので、偶然見かけた時に見かけた車両をスマホに収めるだけなのですが、DD51とはなぜか相性が悪く、稀に見かけてもスマホを向けると間に合わないことが多いです。
DD51も完全引退する前に自分で画像を収めることができるのでしょうか。
そんな無念な気持ちを成仏させるべく、本日ご紹介したいBトレインショーティーはこちらの車両でございます。
JR貨物 コキ104形 コンテナ貨物車 です。
現在でも日本各地で活躍するコンテナ貨物車です。
大くくりに言うと、コキ100系の中の一種となるようで、国鉄時代に製造されたコキ10000系、コキ50000系等から高速性や整備の簡便性等を志向して改良されました。
コキ100系の中には、100~107と110があり、コキ104形はその中の1種となるようです。
特徴的なのはおそらくブレーキと思われる黄色いハンドルが側面フレームに取り付けられているところでしょうか。
108と109はどこへ行ったんでしょうか。しかも何故か110より後に107が作られている不思議…。
それまでの100~103形が4両1ユニットでの運用を企図されていたものを、コキ104形は途中駅での連結開放を見据えた1両単位での運用ができるように考慮されました。
使い勝手が良くなったからでしょうか、それまでのシリーズから比べると、けた外れの3000両弱が製造されています。
時速100km/時での運用が可能なこともあり、現在でも全車が現役で用いられています。
今年の冬はえら暖冬でした。
私自身も真冬用コートを登場させることもなく、寒さ対策をほとんどしないまま3月を迎えるというのは初めての経験です。
関西地区のスキー場なんかは全く雪が降らず、閑古鳥の啼く始末。寒いのは好きじゃありませんが、ほどほどに季節感は感じたいのに今年は全く・・・という異例の冬でした。
あまり意識をしていなかったのですが、こうも温かいと地球温暖化の影響も感じずにはいられません。
そんな中、CO2排出量の圧倒的に少ない鉄道貨物輸送。
国土交通省のHPで輸送量1トン当たりのCO2排出量は、鉄道はトラックの11分の1だそうです。
近年物流のトラック運転手さんの過酷な労働条件も話題になっており、何とか鉄道輸送をうまく活用しながら、荷主、物流従事者、消費者の「三方よし」に、環境を加えて「四方よし」にならんものかなあと思っております。
このコキ104形の活躍が陰でその「四方よし」を支えてくれることを切に願いつつ、本日のご紹介に代えさせていただきます。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑