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世間は早すぎる梅雨入りでじっとりとした気分ですが、今週は星野源さんと、新垣結衣さんの結婚ニュースに慄きました。
いくらなんでも出来過ぎな組み合わせに、ほんまにあるんやこんな事、と思ってしまいました。
透明感、という言葉が似合いそうな新垣結衣さんと、親しみやすいメロディーとおしゃれコードの使い手、星野源さんの「共演がきっかけで」という流れに、「絵に描いたような出来事」と誰しもが思ったのではないでしょうか。
お二人の今後を関西の果てから祝福しつつ、本日のご紹介はこちらの車両のBトレインショーティーでございます。
JR貨物 EF65形直流電気機関車 2000番台 特急色 です。
(こちらには機関車のBトレがいっぱいです。)
先日ご紹介したEF65形 0番台の改良版、ということになります。
0番台がEF60形の改良型として登場、その後更なる高速運用を目指して重連での運用に対応できる様にしたのが500番台のF型となります。
500番台は旅客用のP型(=passenger)と貨物物用のF型(=freight)がありましたが、その両方に適用できる機関車として登場したのがEF65形1000番台です。
P型、F型の特徴を兼ね備えることからPF型と呼ばれました。
重連運用を見据え、正面には貫通扉が設けられています。
その後、国鉄は分割民営化します。
EF65形1000番台も、JR旅客会社とJR貨物に振り分けられました。
2002年に国土交通省の鉄道に関する技術上の基準を定める省令が施行され、100 km/hを超える運転を行う車両には新たに運転状況記録装置の搭載が義務化されます。
JR貨物のEF65形1000番台にもこの装置が搭載され、運用上の最高速度を区別するために、記録装置を搭載した車両には、元の車番に+1000することになりました。
こうして生まれたのがEF65形2000番台です。
JR貨物に継承されたEF65形1000番台の内、長寿命化を目的とした更新工事が施された車両には、未更新車と区別をするためにJR貨物更新色と呼ばれる塗色が施されました。
時期や改造した工場によって数種のバリエーションがありましたが、次々と国鉄時代の塗色を纏った車両はいなくなりました。
そんな中、記録装置の搭載を受け2000番台化したものの、更新工事を受けず国鉄時代の姿のまま活躍する車両がいました。
その車両が今回ご紹介のEF65形2000番台 特急色となります。
2119号機や2121号機などがこれに該当しますが、2016年までに未更新車は全て運用を離脱しております。
現在の現役EF65形は全て更新工事を受けた機体となり、区別の必要がなくなったため、全般検査を受けるタイミングで徐々に国鉄時代の塗装に戻されています。
一時期はJR貨物更新色に席巻されたPF型ですが、そんな中、国鉄時代の姿で孤軍奮闘するこの機体を追いかけられた方もたくさんいらっしゃるかと思います。
「そんな時代もあったねと」と昔を懐かしむもよし、常用減圧促進改造を受けてナンバープレート色は違うかもですが、今のPFの国鉄色の姿を重ね合わせるもよし、このBトレは色んな楽しみ方ができるかと思います。
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