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本日からお盆休み、という方もいらっしゃるかと思います。
休みをもらっても緊急事態では帰省もレジャーも難しく、あまり何もできないという方も多いのではないでしょうか。
そんな時はBトレでおうち時間を楽しんで頂くべく、お盆はほぼ通常営業の私から、こちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。京王電鉄 8000系 です。京王電鉄の京王は東京と八王子を表しており、狭義の京王線である新宿から八王子までの路線をメインとした鉄道会社です。馬車軌間と呼ばれる1372mmの特殊なレール幅を持つ路線として有名で、創業時に都心部にネットワークを持っていた同じく馬車軌間の東京市電への乗り入れを企図していたためと言われています。のちに現在の井の頭線を運営する帝都電鉄と合併して、現在の形になりました。井の頭線は1067mmの狭軌でしたので、使用する車両が京王線系統と、井の頭線系統ですっぱりと別れています。 dododotoh.hatenablog.com
8000系は1992年に登場し、京王線系統で現在も活躍中の車両です。京王線系統では、京王初の20m車体を持った6000系が旧車の置き換えと輸送力増強の担い手として幅を利かせておりました。ローレル賞受賞車5000系、6000系をステンレス車体化した7000系と共に、昭和の京王線風景を構成しておりました。平成に元号が変わった頃に、府中駅や北野駅付近の高架化の完了後のダイヤ改正で輸送力増強が可能となり、新車両投入の機運が高まったそうです。そうして登場したのがこの8000系で、7000系は6000系のマイナーチェンジ車という位置づけだったため、約20年ぶりにリニューアルされた車両という事になります。ステンレス車体ではありますが、先頭車の前面部分のみ普通鋼製となっており、アイボリーの塗装がなされています。なんだかJR東海の313系を思わせる感じです。
京王は車両の新陳代謝が早いのか、いつの間にか7000系に次いで、京王線内で2番目の古株となってしまっています。1996年に引退した京王5000系とほぼ同年代の、南海6000系がまだ現役でいる関西では考えられない世代交代の早さです。京王線用として初めてVVVFインバータ制御が採用され、省エネにも配慮されています。また、京王車両としては初めてグッドデザイン賞を受賞しています。その後の京王線用車両9000系、5000系(2代)共に同賞を受賞しており、8000系はその嚆矢となっています。都営新宿線との相互乗り入れ対象車ではなく、他形式車両との併結も考慮されていないので、当該系列の8連~10連で、京王線系統内各地で運用されています。京王線の主力として現在でも君臨する京王8000系。緩やかな「くの字」型の前面形状のグッドデザインを、Bトレでも味わってみたいと思います。
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